【なぜ同人誌というのか。】

  22, 2015 10:21
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個人誌といってはいけないからです。

たんなる個人による自費出版が、他人の権利を侵害しているとなったら、言い訳が立たないからです。

「これは同好会の会員に配布するだけで、一般販売はしません」という建前を崩すことはできないからです。

したがいまして「同人誌って個人でやってるのよ!」と言っちゃう人は、本当は同人界の事情を知りません。

「同人誌とはアニパロです!」と書いちゃう人も同様です。

それ言っちゃいかんのです。

パロディであることを明示したくなかったから隠語を使ったのです。

もはや“時すでに遅し”ですが。

いずれにしても、1980年代に入ってから同人界へ参加した人は「コピーのコピーのコピー」組です。

すでに1970年代に技法が完成し、流行が始まったのを見て、後から参加した人です。お姉さんにくっついていっただけです。

「キャプ○ブーム」も病膏肓に入った1985年よりも後の時代のことなんて、お話になりません。

1980年代後半の同人バブルなど、多くの人が肌で知っています。今さら自慢されるまでもありません。

それ以降に生まれた人にとっても、べつに参考にはなりません。

1985年以降の同人活動は、表現としても、経営としても、1985年までに出そろった技法を繰り返しているだけだからです。

新しく加わったものは何もありません。言ってはいけない約束が、失われただけです。

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