【ストレート男性になりたいということはできます。】

  23, 2015 10:20
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今なお社会がストレート男性に有利なようにできていると思えるとしたら、です。

BLストーリーの基盤にあるのは、鴎外が報告したような、ストレート男性間における青春時代限定のパワハラ的人間関係です。

それを男女同権の名のもとに、男性の学問・技芸に関心を示すブルー・ストッキング的な女性が模倣したがった。その辺りから始まったということに、間違いはありません。

だから「古賀くんのようなストレート男子になって、上京させてもらって学問に励むかたわら、可愛い後輩の寝室へ押しかけたいわ」ということはできます。

でも「ゲイになりたい」とは申せません。ゲイと同じ差別を受けたいという女性はいないからです。

もし、自分は(または彼女たちは)トランスゲイであると主張するならば?

「私はトランスゲイであって、性適合手術を望みます。家庭・教育現場・職場において、決して差別しないで下さい」

これが本当です。

もし「トランスゲイが差別されるのは当たり前だから、自己実現できないのも当たり前なので、版権を無視してエッチな小説ばかり書いちゃうのも仕方ないですよね」と言われて……

「そうだね。トランスゲイが差別されるのは当たり前だもんね」と応じた時点で、ツーアウトです。

いや、トランスゲイが版権を無視したがるとは限りませんし、トランスゲイがエッチな小説を書きたがる人ばかりだとも限りませんから、トランスゲイに関する偏見を助長するという点では、フォーアウトです。

じつは数年前に、またトランスゲイ説が聞こえてきたことがあって、二十年前の亡霊に出会ったような気がしたのです。

なお、吊橋理論の記事でも申しましたが、ストレート男性の行動について、ゲイに質問するのはお門違いです。

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