【トラウマなんて言葉を使うもんじゃありません。】

  08, 2015 10:14
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まともに勉強した人なら、そんな言葉は使いません。今どきジョークにしかなりません。

一般向けの教養書や漫画を読んで、精神医学や心理学を分かった気分になるのは危険です。

人間は自分を型にはめて「私って~~、○○な人じゃないですか~~」と言っていたほうが楽なので、自己暗示にかかりやすいのです。

でも、若い人が真似をすると困るのです。トラウマは他人を傷つける口実にはなりません。アダルトチルドレンは、自分自身を虐待し続ける口実ではありません。

著作権というものがある以上、どこの職能団体も情報を秘匿しています。

各大学で用いられているテキストが、市販されているとは限りません。各臨床医は、患者のカルテを秘蔵しています。

「似たような症例を、あえて分類すれば五種類ということになるが、いずれにも当てはまらない患者も多い」ということは、必ずあります。

本当の専門知識は、隠されています。

一般向けに詳細を省いた解説書や、雑誌の記事を読んで、星占いのように「私に当てはまる~~」と思ってしまうことは危険です。

何を読むにも「じつは書かれていないことのほうが多いんじゃないか?」「じつは自分はどこにも当てはまらないんじゃないか?」と疑う姿勢は大事です。

人間はすべて個人であり、一人であると見切ってしまえば、自分は何タイプかと悩む必要もありません。




 
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