今さら電車男。

  10, 2015 11:33
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もはやネット的にはタブーな話題かもしれませんが、思い出したのでテレビドラマの感想として。

まず、テレビ番組は独身男性の意識で出来てます。

地元に残って親の畑や工場を継ぐ人は、中央へ進出しないからです。東京都でも周縁部の住宅街に住んでいるだけではテレビマンになれませんから、夢を抱いて赤坂方面へ進出してくるわけです。

だからどこかに「とめてくれるな、おっかさん」という肩で風きるような意識があって、任侠とか刑事ドラマに見られる男の野心・友情といった話が好きです。その彩りとして、女性にはグラマラスなサブキャラクターという役割を期待するわけです。

ここまではいいです。

入社試験という難関を突破したのだから、自分の好きなものを撮る資格があります。ここで電車男。

あれは良家のお嬢様と、もともと接点のないフィギュア系男子が恋をするという話だったはずですが、テレビドラマ化の際は奇妙にセクシーな女性が登場していました。

あれは、テレビマンからフィギュア系・引きこもり系男子に向けて「リア充の良さを教えてやるぜ」という揶揄だったのだろうと思います。

テレビマンは明らかに都心部の在住者であるのに対して、ネット住民は都会人とは限らないという要素もあったでしょう。

それが一般男性の支持を受けて更なるヒットに結びついた……わけではなく、何かおかしいと気づく人が増え、底が割れてしまって、人気が終息したんじゃなかったかと思います。

うかつに差別意識を表現したために、テレビマンが自分で人気コンテンツをつぶしてしまった例だったんじゃないかと思います。

主演俳優はいい役者さんで、我修院が「キボンヌ!」ってやっていたのも熱のこもった楽しい演技でしたし、ミーナちゃんの造形も良かったのですが……もったいないことをしたような気がします。


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