ノンセクシュアルが言ってはいけないこと。

  05, 2015 10:20
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「男同士って吊橋理論でホモになるんですか~~?」

これをゲイに向かって訊いてしまう人は、ノンセクシュアルではありません。

「男って、親友の顔を見ると勃起するんですか~~?」

という、自分自身の二次創作BL的興味を満足させたいだけです。

いっぽうで、世の中には、本当に家族関係のトラウマによって性的な話題を苦手としており、ディズニープリンセスのキスシーンさえ無理という人がいます。

フラッシュバックを生じ、頭痛や嘔吐感におそわれるらしいです。こちらの人は、BLも読みたくないのだそうです。

【ノンセクシュアルが言うべきこと。】

ノンセクシュアルとは、自分自身が性交できないことを人権として認めてもらいたい人であって、男同士の性交について質問する権利を持っている人ではありません。

ノンセクシュアルを自称する人は、まずはノンセクシュアルの人権団体を組織し、昼の間にプライドパレードの事務局を訪れ、「人権運動の進め方についてご教示ください」と願うのが筋です。

そうではなく、夜のゲイバーへもぐり込んで、ゲイを見物したり、話しかけたりしたいだけであれば、ただのゲイ・チェイサーです。

しかも、まっさきに性的な質問をしちゃうのであれば、ゲイはそういう女性を「やおい」と呼んで、何十年も前から嫌ってきました。

【同人流自己防衛術。】

BL派は男性の肉体を作品の題材に取り上げることが多いので、実在男性から「男に飢えているからナンパしやすい」と思われやすく、失礼な声掛けをされたり、つきまとわれたりすることがあります。

男性同人というのは、もともと読み書きの好きなおとなしい人々で、そういうこともなかったんですが、BL(および二次創作BL)が普及するとともに、根っからの創作派ではなく、リアルを「充実」させたい男性による被害が増えたようです。

これに対抗して、女性側から「私はお前みたいに無礼な実在男子と交際する気はないから、ノンセクシュアルっていうんだよ。よく覚えときな」というのは、同人流のブラックジョークです。

【早とちり。】

これを同人界にいる間に覚えて、真に受けてしまい、「じゃあ私もノンセクじゃん!? ってことは性的マイノリティの一種だから、ゲイのお友達じゃん!?」と勘違いしちゃう人が出てくると、冒頭のような不適切な現象が起きるのです。

逆に自分のほうがゲイにつきまとって、「あなた達、ゲイだから男同士に詳しいんでしょ? ノンケがホモになることって本当にあるの!?」と失礼な声掛けをするわけです。

(いっぱし「ノンケ」なんて、ゲイ業界用語を知っているつもりです。)

彼らだってストレートのことまで知りません。第一、彼らはストレートが何かのはずみでホモになった男たちではありません。

このていどのことが分からない人は、性的マイノリティの仲間ではありません。ただの「やおい」です。


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