ジャフメイト2015年10月号の押しつけがましさ。

  21, 2015 10:30
  •  -
  •  -

漫画『とめはねっ!』には「女子が書道をやってる姿を見てるだけでいい」という男子が登場しましたが……

こちらは、レース開催にちなんで「イケメンF1ドライバー」をズラッと紹介してるのです。文責は女性記者。

単純にいえば男女逆転現象。女性のやること言うことが男性に追いついたという話になるはずですが、えてして行き過ぎになりがちなのが女性の言動です。

【やりすぎ。】

美男の選定センスがよく、髪型や唇など細かい鑑賞ポイントを紹介しているのが、いかにも女性目線らしい良い特集なのですが……

言葉がすぎるというかな。やや暑苦しいです。

最初はあまりに押しつけがましいので、男性記者がセクハラしてるのかと思ったのですが、ペンネームかゴーストライターを使ってるのでない限り、女性による文章のようです。

記事の言葉遣いが「読者はご存知だろうか?」といった男言葉なので、あるいは記者が「心はオヤジ」な気分になっちゃってるのかもしれません。

これには「女の独りよがり」というだけではない問題というか、構図がもう一枚重なっています。

女性の文章の「過激」ぶりを、男性デスクが面白がって、もっと書けとけしかけるという。

さらに『ジャフメイト』の主力読者はクルマに関心のある中年男性かな……と考えると、女性記者が興奮している様子を読んで「すげーな」と面白がっているのかもしれません。

で、女性側もそれを分かっていて、ウケようとすると。

もともとイエローメディアは暑苦しいもんですが、昨今の女性記者の言葉がすぎる感じは、そんな編集部内、あるいは編集部と読者との、期待と妄想に満ちた見えない駆け引きを反映しているのかもしれません。

【類例。】

NHKでは女性アナウンサーがジャズメンを紹介しながら「イケメ~~ン、イケメ~~ン」とよがり声を挙げていたのが気色悪かったです。

これもディレクターや録音技師は男性である確率のほうが高いことを考えると「もっといい声を出せ」という演出が飛んでいるのかもしれません。

【支援と消費。】

俺っちは女性の自由を応援するぜといいつつ消費しているという現象は、1980~1990年代の「ボディコン」「ハイレグ」の流行の際にも見られたかと思います。

女性もそれを利用して、さらに「発展」したということはあるので、お互い様ではあります。だから、ひとえに「場所柄」という問題です。

【会報の品位。】

書いた文章には「表現の自由」が適用され、出版・報道界全体として「ペンは剣よりも強し」ということがあるので、何を書いても悪いことをしているという自覚がありませんから、弱者特権がひっくり返って尊大になるということを起こします。

とくに女性は腕力が弱いぶん、口先で過激ぶりたがる傾向があります。

でも、今でもやっぱり「TPO」ということはあります。

女性が実力を認められて、社会進出できたからこそ、男性が守っているルールなら、女性も守るのが適切です。

もともと『ジャフメイト』は、イエローメディアというわけではなく、男性目線で女性ドライバーを紹介して「燃える」とか「男心が悩殺される」などと書いてしまうことを雑誌のカラーとして来たわけではないのですから、女性記者にだけ性的表現を許してやる必要はありません。

歴史ある会員誌には、品位を求めます。

Related Entries