同人、ルサンチマン同人、クレーマー。

  26, 2015 10:30
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完全オリジナル初出作品を自費出版し、いわゆる同人誌即売会を発表場所と心得る人々。これはなんの問題もありません。

「同人誌即売会」の本義からいうと、個人的な自費出版は不可だったはずですが、これは時代とともに規約が変更されたので、現在では無問題ということで、話は終わりです。

アダルトだからダメだ・猥褻裁判だということであれば「表現の自由」を主張して、世界のアーティストと共闘することもできます。

【即売会限定の二次創作同人。】

成人であれば、権利者と話し合うことができます。たとえば「販路の限定」という条件つきで示談といったことが可能です。

そして基本的に「アニパロ」というのは、即売会に販路が限定されていたわけで、すでに示談が成立している状態と見ることができます。

戦後民主主義における国権=政府とは、国民の総意なわけですが、フランス大革命の勃発以前から、人命を損なうなどの根本的犯罪でない限り、業者同士の自由取引を国権が弾圧することは、しない約束です。

だから、一般国民が漫画家同士の話し合いに口を挟む必要もない、という結論を得ることは可能です。

だから、これを問題視するとすれば、未成年者が保護者の許可を得ずに出展していたことと、それをフェミニズム学者が弁護して良かったのか? という点に絞られ、議論のテーマ・非難の矛先が違ってくるわけです。ここを勘違いなさいませんように。

【ルサンチマン同人。】

出展経験があるものの、すでに人気をなくして引退している。

即売会に関わったせいで(就職のタイミングを逃すなど)人生を狂わされたという恨みを抱えており、「そもそも自分が『やおい』にはまったのは社会のせいだ」とか「母親のせいだ」といった言い訳を必要とする。

また、楽しそうな現役を妬んでいる。

インターネット上で「同人」という言葉を見かけると、エキサイトしてしまい、開口一番「持ち逃げ! 脱税!」と、悪い話を広めたがる。

じつは一部に逮捕者が出ていることは、インターネット上では他のサイトで読むことができます。つまり、誰でも知っている芸能人の噂のようなものです。物知りぶっても、その程度。

【クレーマー型ネット住人。】

じつは即売会には参加したことがない。出展できるものがない。ただ同人的なセンスによる作品や、SNSに流されるジョークが好きで、公式リツイートに参加する・本物の同人(出展者)に話しかけるなど、絡んでいきたい。その頻度と質によって、クレーマー型ということになる。

掲示板や他人の作品に過剰コメントして「荒らし」認定されたり、他人のコメントに横槍コメントして炎上騒ぎを起こしたりする。二次創作は原作ファンにとって不愉快だからゾーニングしろという話なのに「BLは自由だ!」と勘違い自己主張することもある。

引きこもりが黙って引きこもっていれば無問題なわけですが、やっぱり人間同士のかかわりを求めるので、急に体をぶつけて行くような真似をするわけです。やらかしておいて、「社会が」とか言い訳することもあります。

ルサンチマン同人がこのタイプになっちゃうと、即売会を守りたければ言っちゃいけないことを言っちゃう人になります。

【逆転する経緯。】

社会は同人を羨ましがっている。同人は出版界を裏から牛耳っている。女はみんなやおいだ。少女漫画家は、本当はみんな二次創作BLを描いて稼ぎたいのに我慢して少女漫画を描いている。

問題発言の多い人の認識が逆転しているのは明らかですが、もともとは自宅で漫画を読んだり、テレビを見たりするのが一番好きな、おとなしい子だったはずなのです。

それが集団化によって誇大妄想を強め、横暴な発言をするようになるなら、悪いのは漫画・アニメではなく即売会という「場」だ、ということになってしまいます。

インターネットは、世界規模で毎日開催している即売会みたいな要素があるわけで、より強く自分に影響力があるという幻想に酔いやすいといえるでしょう。

でも参加者全員が横暴になるわけではありませんから、こういう人は「もともと依存的だった。もともと理想の自分を空想しすぎる癖があった」と言っておくのがよいかと思われます。背景に家庭の問題があることは、ついつい予想したくなりますが、その内容は人それぞれでしょう。

(ここで「母親が何々な場合、娘がそうなりやすい」といった紋切り型の解釈をくり返すと、またそれに依存する人を生む恐れがあります。)

若い人に言えることは「世の中いろいろな人生の先輩がいるから、よく見て参考(反面教師)にしましょう」ということかもしれません。



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