MISHA'S CASKET

カテゴリ音楽・能楽 1/1

【上妻宏光“Standard Songs”Tour 2014】

with 伊賀拓郎。まだチケットが入手できたら是非おでかけ下さい。興味深いものが聞けます。「三味線って弦三本だよな? 十六弦じゃないよな?」と確認したくなるような音を出す上妻さんの絢爛たる経歴は、たぶんご本人の公式サイトにも書いてあるとして……ピアノとのデュオっぷりが実にいい!!「津軽三味線とピアノだけ」という編成はなかなか無いとはご本人も言っていますが、じつはピアノも「叩く弦楽器」なので、同じ楽器の二重...

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【グランシップ静岡能:頼政&吉野天人(天人揃)】

天女で思い出した、1月24日の公演の思い出。自衛隊ブラスバンドが出演する県民音楽祭と日取が重なりまして、「船」の横に長蛇の列。音楽祭の開催を知らずに行ったので、一瞬「最後尾につくべきか?(汗)」と迷いましたが、能舞台を出す中ホールは、どんなに頑張ってもあんなに入りません。「これは別のイベントだな」と判断し、列の脇を正面玄関へ。無事に入れました。ロビーでは「観世宗家クッキー」とか売ってました。いろいろ...

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【新暦で旧暦行事やるのやめましょうよ。】

(※ 暦に関する薀蓄ではなく能楽の話題です。)この雨の中で「納涼たなばた祭り」とかやっても楊貴妃の気分にもなれませんわ……。あれは八月も末の陰暦たなばたに、澄明な月光がさして、虫の声のすだくなかで「もう夏も終わるのですね。激しく燃えた私たちの愛も終わるのですね。私の人間としての命も尽きて、仙界へ帰るのです。でも忘れないでくださいましね」(増面でシオリ)ってなるから、比翼連理の誓いという言葉に泣けるわ...

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ロシアン・コンテンポラリーの雄、Meladze。

先日バドイェフ監督『オレンジラブ』の感想を挙げた時にご紹介した音楽ビデオで歌ってた人。他の楽曲も音楽性が気持ち良いので改めてご紹介してしまおうと思います。もし既に日本でもひじょうに有名だったらごめんなさい。Valeriy Meladze(Валерий Меладзе)。グルジア人男性歌手。1965年6月、バトゥミ生まれの50歳。おっさんな外見と若い声のギャップが魅力的です。本当に若い頃はメタル気味のハイトーンボイスだったようですが...

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【ジャズは見るよりやるほうが面白い。】

ミンガスのCDが書店で安くなっていたので買ってきました。1964年・西ドイツライブの2枚目。ドルフィーがポリフォニーとしても崩壊寸前というほど熱いです。LP未収録、23分に及ぶ新発見テイク『ソー・ロング・エリック』が異様です。序盤からアルトがかっ飛ばしてます。中盤はいったんテンポを落として、ネチっこく続くピアノとベースに息が詰まります。そしてどうかしちゃった感じのサックスの共演(というか決闘)、急激にテ...

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【ミンガスさんちの直立猿人を聴きながら。】

「やかましい」と言ってみました。インプロヴィゼイションが分からないと言った人は、もしかしたら分かりたくもないという意味だったのかもしれません。なんでこんな騒音を聞かされなきゃならないんだ……と考えてみると、やはり先にクラシックのほうで不協和音を演奏するようになっており、それを白人の聴衆が黙って傾聴しているということが前提になっていたのだろうと思います。「ストラヴィンスキーは確かにすごい奴だったが、俺...

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2016年1月24日グランシップ静岡能、宝生流『八島』ほか

家康が1616年に亡くなって、今年で400年なのだそうで、年忌能の一つとして、野外劇場で上演されていた往時を再現したい。若き宗家の意欲によって、まさかの背景美術つき(驚愕)グランシップ中ホール(約870人収容)の多用途ステージに、能が出るときだけ屋根のない仮設舞台を組み立てるわけで、その上方の天井部分は、通常は暗くなっている。今日は木製の壁のすぐ上に、鏡板の老松とタッチを合わせた松の枝という大道具があしらわ...

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Eテレ新春能狂言、観世流『西行桜』

惜しむべし惜しむべし、得がたきは時、逢ひがたきは友なるべし。むくりと起きると6時40分。迷わず点ける教育テレビ。ずらりと並んだ花見客。脇方のボスは声がよく、小鼓方はナイスガイ。(ヒタメンチェック終了)まだまだこれから雪のニュースが聞かれる頃合いに、ふた足早くおシテの視線とともに春爛漫を思い描き、表象を共有するのが日本人の作法でございます。外国の皆様もごゆるりとお寛ぎあそばして。なお詳細な出演者リスト...

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2009年12月『宇宙戦艦ヤマト復活篇』オリジナル・サウンドトラック・アルバム

さらば、地球よ。旅立つ艦は。宇宙戦艦ヤマト。制作総指揮:西崎義展 音楽監督・指揮:大友直人 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団・THE ALFEE・東京ニューシティ管弦楽団 ピアノ:横山幸雄・宮本一 ギター:直居隆雄宮川泰もハネケンも鬼籍に移ったのち、西崎義展が最後に打ち上げた三尺玉の音楽盤。クラシックの選曲としてはベタなわけですが、大友の軽やかなタクトによる演奏はたいへん良く、聴きごたえのある一枚です。...

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2017年1月22日、グランシップ静岡能『隅田川』『小鍛治』観世流

急ぎそうろうほどに。これハはや大きな船に着きにけり。周囲にさえぎるものがなくて、いつ参ってもやたらと寒いグランシップへの道でございますが、能楽公演の時だけ能舞台が仮設される中ホール「大地」はクロークを開けてくれるので、防寒対策万全でも会場内で荷物になることがありません。ありがたいです。能楽にドレスコードは特にありません。座りっぱなしで拝見するものですし、楽な服装で大丈夫です。けれども、着物を買った...

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演能中の私語は慎みましょう。

「これだから若い人がテレビにつられて見に来ると困る」という話だと勘違いされると困るので、あえて申し上げておきます。中高年のほうが態度が悪いです。シテが留め拍子の体勢に入って、後座が最後の一音を打ち切るまでが重要なんだから、もう終わりだと思って気を抜かないでくださいませ。ご自宅でテレビを観てるのとは違うのです。自分より年下の役者たちが修行の成果を披露してるんですから、聴いてやってください。困難を承知...

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狂言師と、狂言方。

狂言師はマスメディア的な造語。正しくは能楽師・狂言方。ですけれども、べつに前者が間違いってわけではないです。そもそも大カテゴリとして「能楽」なわけで、その下の「子カテゴリ」として、シテ方・脇方・囃子方・狂言方という分類があるのです。西洋式オーケストラでいえば、第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバス・金管・木管・パーカッションと。第一バイオリン担当者を素人(観客)が「バイオリニ...

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