MISHA'S CASKET

-・別 201704 1/3

漫画・アニメバッシングの根本。

「汗水たらして働く」という言い方がありますが、国会議員・官僚・事務員・教員などの多くは、汗だくになって働いているわけではありません。汗水たらして働くのは、端的には農業従事者です。また漁業・林業・建設業・運搬業などです。つまり、食糧獲得および獲得した食料を運搬することは、ひじょうに賛美されるわけです。人間も動物ですから、食べることが最も重要だからです。いっぽう、飲酒・賭博・歌舞音曲・性的娯楽など、一...

  •  -
  •  -

女性の社会進出の保障が、表現規制の原動力。

ひらたく言うと「母親が働きに出ている間、子どもになんかあったら困るので、性的な刺激を防ぐ」ということです。これを政府が後押しするのです。なぜか? 労働力不足と税収不足を補うために、すべての女性に働きに出てほしいからです。だったら保育所や学童保育を拡充すればいいのに、すでにそのカネが無いもんだから、サブカルバッシングに論点をすり替えて自己満足しているのです。国会だって地方自治体の議会だって、一日運営...

  •  -
  •  -

「いやなら読むな」という問題ではないです。

創作側は表現上の好ききらいの問題として論じたがるんですけれども、規制側の意識は「真似して実行する奴がいると困る」です。だから「いやなら読むな」とか「そっと本を閉じればいい」という問題ではないです。「私自身はいやだから二度と読まないが、これからも読む連中のなかに真似して実行する奴がいると困るじゃないか」と考えるのです。そもそも描いた人間自身が描いた対象について強い興味を持っているはずだと考える。うま...

  •  -
  •  -

「二次元にしか興味ない」は、両刃の剣。

漫画・アニメ・ゲームのファンが危険視されるのは「ほんとうに二次元にしか興味がなく、現実社会のルールを理解することができず、リセットボタンを押せば死んだ子どもが生き返ってくるから大丈夫などと考えている」と思われているからです。正確に言うと、そう思うことによって自分自身のストレス発散にしているという人が、あるていど存在するのです。「サブカル許すまじ」と怒りの感情を捏造し、バッシングの声を挙げることによ...

  •  -
  •  -

コミケを他の場所で開催するために必要なこと。

もしもサブカル系イベントが開催されなかったら何兆円の損失ということはできるんですけれども、そのン兆円は、地面から生えてくるわけではありませんね?もともと誰かが(お給料を貯めたものとして)持っていたものです。少なくとも何割かは、もともと国内にあったお金です。だから、サブカル系イベントが開催されなければ、若い人がそこで使おうと思って貯めておいたお金を持って、ほかのテーマパークへ行くかもしれないし、公式...

  •  -
  •  -

サブカル側の人の良さが、裏目に出るのです。

サブカル側は「いやなら読むな」という。それで済むと思っている。規制側は「実行する奴がいると困る」と思う。この意識ギャップは、まさにサブカル側が「実行することをまったく想定していない」ことによって生じるものですね。自分が疑われているなんて思ってもみない。ポカーーンとしてしまう。それが規制側には「ほんとうに何も考えてないから危険な連中だ」というふうに映ってしまう。責任感がないとか、地に足が着いてないと...

  •  -
  •  -

TPPの目的は、ファンアートの撲滅ではありません。 ~まずは、おさらい

まず山田さん他が頑張ってくれたおかげで基本合意ができたので、今からまた心配しなくていいです。今回は「おさらい」です。さて。TPPによる著作権保護強化の件は、アメリカの意図が奈辺にあるかを見極めることが重要(だった)のです。かの国は、たとえば『スター・ウォーズ』のコスプレをして映画館に並ぶ若者たちから「1ドルずつ徴収しろ。誰に断ってコスプレしとんじゃゴルァ」と言いたいのか? ルーカスがそう言ったのか...

  •  -
  •  -

自分の権利は自分で証明しましょう。~依存性同人には困る

同人誌即売会というのは、同人誌を即売する会ですから、同人誌を即売していることは一目瞭然です。その即売品の一部が法律に抵触しているので摘発するという当たり前の話であれば、抵抗勢力が言うべきことは「売ってるんですよ!」ではありません。そんなもん、一般国民も警察官も「分かってるよ」と答えるだけです。最初から「カネが絡んでいないなら素人の遊びで済むが、カネが絡んでいるなら遊びじゃ済まない」という話をしてい...

  •  -
  •  -

ラディカル・フェミニズムぶりっこ中年の母親依存。

当方のもとへは、数十年前に同人やっていたと称する人物が「同人のなかには脱税で逮捕された奴もいるから、よく調べてから書いてほしい」と言ってきたことがあります。「そういう連中だから早めに規制するべきだ」と書いてほしいのではないようです。「同人活動というのはそれくらい金回りがいいので売れなくなると困るから営利派同人に有利なように書いてほしい」と言いたいらしいです。その言葉使いがひじょうに悪くて、赤の他人...

  •  -
  •  -

当方のBL論は「男性中心社会に対する皮肉」への皮肉です。

1990年代の女性研究者たちによるBL弁護というのは「二次創作BLしか読めないので同人誌即売会へ来た少女」という象徴的存在を仮定し、これを弁護するために、いろいろと理由をこじつけたものです。なので、すべてに対して「だからといって、二次創作BLである必要はない」という反論が可能なのです。問題は、調査・研究・ディスカッションのプロであるはずの人々が、その程度の低レベルな言説で自己満足していたことなのです。...

  •  -
  •  -

1952年12月、市川崑『あの手この手』大映

社会機構がまだまだ男性中心ですからねっ。副題:PRESENT FROM AKO 企画:辻久一 原作:京都伸夫 脚本:和田夏十・市川崑 撮影:武田千吉郎 録音:大谷巌 音楽:黛敏郎 照明:岡本健一 美術:西岡善信レンタル店でひょっこり見つけた初期作品。主権回復して女性の社会進出も本格化した昭和27年12月現在を描く、アプレゲール家庭喜劇。大東亜戦争生き延びて、ちょっとグラつく男の沽券。文豪たちが実際にこんなふうだったん...

  •  -
  •  -

1959年2月、新藤兼人『第五福竜丸』近代映画協会

頑張りましょうね。頑張りましょうね。製作:絲屋寿雄・若山一夫・山田典吾・能登節雄 脚本:八木保太郎・新藤兼人 撮影:植松永吉 美術:丸茂孝 照明:田畑正一 録音:丸山國衛 音楽:林光 遠洋撮影:武井大 助監督:窪川健造 協力:焼津市・焼津漁業協同組合 1954年3月1日、ビキニ環礁。無警告水爆実験。人一人の臨終と葬儀の厳粛さを真正面から再現した監督の良心。焼津市の良心。静岡県の良心。日本政府と国民の良心...

  •  -
  •  -

1960年10月、木下恵介『笛吹川』松竹

お前はでかくなっても戦なんかに行くじゃねェぞ。製作:木下恵介(補:脇田茂) 原作:深沢七郎(中央公論社版) 脚本:木下恵介 撮影:楠田浩之 美術:伊藤喜朔・江崎考坪 音楽:木下忠司 録音:大野久男 照明:豊島良三 監督助手:大槻義一 謡曲『屋島』謡:観世元昭 笛:寺井啓之 武田信玄役:中村勘三郎 上杉謙信役:松本幸四郎昭和三十五年度芸術祭参加作品。イーストマンフィルム使用、特殊色彩映画。輪廻はめぐ...

  •  -
  •  -

1961年3月、松田定次『赤穂浪士』東映京都

正しきお裁きのない世は闇にござりまする。製作:大川博 原作:大仏次郎 脚本:小國英雄 撮影:川崎新太郎 照明:山根秀一 美術:川島泰三 音楽:富永三郎 大石内蔵助:片岡千恵蔵 脇坂淡路守:中村錦之助 堀部安兵ヱ:東千代之介 浅野内匠頭:大川橋蔵 吉良上野介:月形龍之介 堀田隼人:大友龍太朗 千坂兵部:市川右太衛門 畳屋伝吉:中村賀津雄 大石主税:松方弘樹 上杉綱憲:里見浩太郎 立花左近:大河内傳次...

  •  -
  •  -

1961年9月、木下恵介『永遠の人』松竹

むかし一人の女が、母になったです。製作:月森仙之助・木下恵介 脚本:木下恵介 撮影:楠田浩之 音楽:木下恵介 美術:梅田千代夫 録音:大野久男 照明:豊島良三 フラメンコギター:ホセ勝田 唄:宇井あきら 監督助手:吉田喜重ふと「世阿弥に見せたかったな」と思った映画。女の執念をここまで描きぬいた作品も珍しいでしょう。コーラス隊はお地蔵さん。昭和三十六年度芸術祭参加作品。昭和七年から始まるお話。甲信越...

  •  -
  •  -

20代こそ人生を踏み誤りやすいと思って、気をつけましょう。

一般向けメディアの中心は中年男性ですから、彼ら自身が少女を好きです。だから、女子中高生の非行や、彼女たちが同級生によって被害者となった「17歳の危機」という話題はおおきく取り上げるものです。けれども、どの時代にあっても学生運動の中心となって、人生を踏み誤ったり、命を落としたりするのは学生です。つまり18歳以上の若い成人です。けれども「もう一人前」という建前なので、じつはこの年代がいちばん不安定だという...

  •  -
  •  -

夜間走行の基本は、ハイビーム。防衛運転いたしましょう。(オンライン的な意味で)

夜間は視野がせまくなり、判断力も低下します。防衛運転の基本は「たぶん大丈夫」ではなく「危ないかもしれない」と考えることです。つねに視野を広く持ち、遠方まで照射し、危険を予測して、必要な時はすぐ停まれるように、安全速度を守りましょう。ほんらいは実際の自動車運転上の注意ですが、そのままオンライン利用の注意にすることができます。当方は、朝になってメッセージを確認したら、夜の間に暴言を連投して来ていた人が...

  •  -
  •  -

「同人誌とはアニパロです!」~巨大な密室の太平の眠り

2006年に、今でいう二次創作BLの出展者・ファンについて解説すると称する暴露本の一種が発行されたことがあります。じつは筆者自身の低レベルっぷりを暴露してしまっただけなんですが、その中に表題のような文章がありました。これは、ある時期に二次創作BLに親しんだ人を示す特徴的な発言です。二次創作BLという言葉は、2010年代に入ってから生じたもので、TPPによる著作権保護の強化という話題に関連して、男性漫画家・...

  •  -
  •  -

「文化史的意味で遊び」とは。

ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』的意味で「遊び」といえば、スポーツも、伝統芸能も、宗教的儀式さえも遊びなのです。ボールや舞扇や榊の枝そのものを食って生きているということではないですよね?個体の生命を維持するために必須の活動以外を、すべて学問上で「遊び」と称するのです。だから食べるためにギリギリ必要な以上に食材を飾り切りしたり、何種類もの材料を組み合わせてソースを工夫したりということも学問的には「遊び...

  •  -
  •  -

日本男児の敗戦国ルサンチマンと、高学歴女子同人の類似。

海ゆかば聯合艦隊が沈み、山ゆかば刀折れ、空ゆかば赤トンボまで散華して、ポツダム宣言受諾と占領から始まった戦後日本において、もう一度戦って勝つという夢を持つこともできない男子たるものの自尊感情は、最初から傷ついており、「生まれてから一度もいい思いをしたことがない」という怨嗟にとらわれやすいのです。だから同じ国のなかの弱いもの・味方の少ないものに「ルサンチマン」を向けるということがあります。じつは、社...

  •  -
  •  -

実在児童の保護者は、同人より若い。~トラウマごっこを克服しましょう

1975年のコミケ初開催時に15歳だった人は、1960年生まれ。今年57歳。1980年に17歳(=18歳未満の少年少女のなかでいちばん年上)だった人は、1963年生まれ。今年54歳。1989年に12歳の中学1年生だった人は、1977年の早生まれ。今年40歳になりました。いっぽう、10歳の児童の親は、29歳の時の子どもだとすれば、本人は39歳です。もっと小さい子の親なら、もっと本人も若いです。彼(女)らは、自分より年上の同人・サブカルファンが...

  •  -
  •  -

少女の弱者特権時代の終焉。~フェミニストの定年退職

なぜ最近、急に同人・BLの立場が悪くなったのか? それは「少女の弱者特権」ではなかったか? そう言えば通用するのではなかったか?確かに今でもそう思っていて、自分のことを「女の子」とか「女子」とか「少女」とか「おとめ」とか「ガール」とか称する人もいます。けれども、それが免罪符として機能しなくなったのが現在の現実です。なぜか?1990年代が終わるまで、BL(市販品)・二次創作BL(同人活動)を「少女が読む...

  •  -
  •  -

BLも「いやなら読むな」では済まないです。

なぜ、ゲイコミュニティが女性に向かって「我々は正常位ができない」とか、しょーもないことを言って来るのか?彼らに面と向かって訊いちゃう女がいるからです。「BLに書いてあるみたいなことって本当にできるんですか~~?」とか。わざわざゲイバーまで行って。だから彼ら自身に向かって「女が書いたものが気に入らないなら読むな」では済まないです。彼ら自身は読みたくもないと思っていても、わざわざ女のほうから「あたしが...

  •  -
  •  -

映画『ブロークバック・マウンテン』の評価に見る彼我の差別意識。

アメリカのゲイコミュニティは、映画『ブロークバック・マウンテン』を長いこと「ぼくらが選ぶ映画」のランキング1位に置き続けたそうです。日本では「ただのメロドラマ」として、一蹴してしまいました。その差異は、キリスト教的タブー意識が強いはずのアメリカのほうが同性婚の法的権利の保障が早かったという結果の違いになって現れたのでした。【あちらの事情】欧米の同性愛忌避意識というのは構造が単純で、もともと宗教的戒...

  •  -
  •  -

ゲイがチョコを作るから、女はもう作らなくていいのではありません。

「バレンタインデーが近いけど、全国のネコはチョコを作ってるのかな?」「チョコを作るのは女の役目だと思ってるんだね」実在LGBTの会話の一例だそうです。新聞で読みました。ネコとは性愛の場面における女役のことです。それが男役にチョコを渡すべきだと決まっているわけではない、という話です。ここで女性は喜んでしまってはいけません。これは「男役がチョコを作ったっていいじゃん」という話であって、「リアル女性はも...

  •  -
  •  -

2014年6月、小西利行『伝わっているか?』宣伝会議

こちら本日のおすすめです。つねにディープなにぎわいを見せる街に15年暮らしたという「ももこ」嬢が父上から引き継いだスナックに、ある蒸し暑い日、イルカが入って来た。突然、偉そうに。自慢のナポリタンを注文してくれる客がいないとこぼす「ももこ」に、塩水を呑みながらイルカは言う。ドヤ顔で。その気持ち、伝わっているか?衝撃のシュール展開。なお、フォークシンガーではありません。キューキュー。A5版、ソフトカバー...

  •  -
  •  -

ゲイのショーを観たくないなら、店を出ましょう。

女性が男性専科の店に居座って「あんた達のショーなんか観たくないから内容を変更しろ」と言う必要はありません。自分が観たくないなら、さっさと店を出ましょう。「私ってノンセクだから特別に配慮してもらえたじゃないですか~~」と自慢する必要はありません。真似したがる女性が増えればゲイコミュニティに大きなご迷惑がかかります。ほかの女性を誘って行く必要もありません。ゲイバーに女性の客引きは必要ありません。非婚者...

  •  -
  •  -

なぜ「弱者の連帯」したい人が、ゲイの心を傷つけるのですか?

世の中には、おカネがなくて新宿二丁目まで行けない人、行っても口下手で友達できない人、他の街で親から引き継いだお店を守っている人、身体障碍・病気で外出できない人、そのお世話をするので外出できない人、DV被害によって外出できない人など、いろいろいます。インターネットだけが頼りというLGBTは大勢いるのです。いったい誰に向かって、ストレート女性が自分の夜遊びを実況中継し、誰に向かって「みなさん私がうらや...

  •  -
  •  -

同人・BL論の目的は、偏見の解消と、実在人権被害の防止です。

当方の同人・BL論は、1:プロ創作家の名誉回復、2:実在同性愛者の人権被害防止、3:若者のニート化防止、4:若いBLファンが先輩ぶった中年によって差別されることの防止という目的を持っています。逆にいえば「プロ作品の価値を誤解しないでください。実在の同性愛者の皆さんにご迷惑をおかけしないでください」と呼びかけるという目的を持って、BLという特殊な創作分野を論じております。若い同性愛者も、若い同人も、...

  •  -
  •  -

その二次創作BLは、本当に部分的だったから売れなくなったのです。~バブル崩壊と同人

まず、1970年代プロ作品を念頭に置いたBLの本質論。その後、例によって変なクレームの検討。という順序で論述を進めます。男性作家が女性を主人公として、その心理を女言葉を使って描写することは、もう室町時代から行われていたと言っていいでしょう。能・浄瑠璃・歌舞伎の脚本などを含めることができるからです。男性映画監督が女優を用いて女性の一生を描写することもよくありますね。この場合「このような差別的な悲劇をまた...

  •  -
  •  -