MISHA'S CASKET

-・別 201707 1/3

車は急に止まれないのです。

信号のない側道から右折または左折しようとしている時ですとかね。「止まってくれればいいのに」って言うわけですよ同乗者が。運転する側からすると、車は自分だけ気を利かせたつもりで急に止まると、後ろから追突される可能性があるのです。あるていど流れに乗って行って、止まるときは信号などで前方車輌が順に減速し、自然に流れが止まったとき。やっぱり、それを待つのが誰に取っても安全です。なにごとも慌てないのが肝心。た...

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三ヶ月と一日目が別れの時です。

前にも書いたんですが、かなり重要なことなので、もう一回いいます。ラジオで聞いた話。「ツイッターで恋人できたと自慢したら、出会ってから一週間しか経ってないのに『別れよう』と言われた。次は三ヶ月くらい付き合ってからツイートすることに決めた」リスナー投稿です。ネタかもしれませんが、あえて突っ込んでおきます。それはですな。「なんでもツイッターに流しちゃう女だからヤバイ」と見切られたのです。三ヵ月後にツイー...

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同人とフェミが、お水とSNSを利用するときの注意。

水商売の世界には、愚痴を聞かされることに慣れた人々がいて、上手に慰めてくれることもあるでしょう。だからホステスさんに会いに行ってもいいし、ゲイボーイさんに会いに行ってもいいですが、あまり依存しないように自粛しましょう。特別あつかいしてもらったと言って有頂天になってしまうのは、遊び慣れていない人の特徴です。もし男性が「銀座のナンバーワンホステスが俺に気があるようだからプロポーズする」なんて言ったら「...

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意外ですが、1980年代の乗りを、ゲイの世界へ持ち込んではいけません。

「女の子はバカっぽいほうが可愛がってもらえる」という男性中心社会的価値観を逆手に取ってやったつもりでふざけていた、というのが1980年代の二次創作BL女子です。出展者も購読オンリーの人も、だいたい同じ乗りです。それをそのままゲイの世界へ持ち込んで「どおしてホモってゆっちゃいけないのお~~!?」とやらかしても、カワイイとは思ってもらえません。「マジでヤバイのが来た」と思われるだけです。一般論としても、バブ...

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ゲイバー利用は、弱者の連帯ではありません。~お客様は強者です

愛する人との結婚を禁じられている彼らにとって、女性は自由意志による行動を憲法で保障されている勝ち組です。姑がいることを承知で結婚したことも、老後がさびしいことを承知で独身を続けることも、マジョリティが自由意志で自分の権利を行使して自分で選んだ道です。彼らには、女性に対して「結婚しなくていい」と許可を与えてやる権利もありませんし、実家や職場で厭味を言われたからといって慰めてやる義務もありません。彼ら...

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同人くずれの、にわかフェミ。~学生運動ごっこ

まず学生運動を、すごくドライに見てみましょう。運動によって同志が怪我をしても、自分では治療できません。建造物などが損傷しても、自分では修復する技術がありません。ほんとうに庶民を勇気づけ、次世代の意識を改革し、社会を変えることに成功するのは、学生運動に加わらず、学問と技能習得を続けて、医師・看護師・教員・技術者などとして社会に出て、次世代の出産・育成・環境改善に手を貸してやった者たちです。では、運動...

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1959年10月、岡本喜八『独立愚連隊』東宝

こんの野郎。腹黒い奴だ!製作:田中友幸 脚本:岡本喜八 撮影:逢沢穣 美術:阿久根巌 録音:渡会伸・下永尚 照明:西川鶴三 音楽:佐藤勝 監督助手:竹林進 編集:黒岩義民岡本さんは西部劇が大好きだったんだろうなぁ(*´∀`*)東宝スコープ、モノクロ。脚本兼監督の出世作。後の諸作品に通じる要素が小だくさん詰まってお買い得感いっぱいな、才能きらめく宝石箱みたいなブラヴォーな映画。だいぶ土煙っぽいですけども。...

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1964年4月、本多猪四郎『モスラ対ゴジラ』東宝

お願いです。卵を返してください。製作:田中友幸 脚本:関沢新一 撮影:小泉一 美術:北猛夫 録音:矢野口文雄 照明:小島正七 音楽:伊福部昭 整音:下永尚 【特殊技術】監督:円谷英二 光学撮影:真野田幸雄・徳政義行 美術:渡辺明 合成:向山宏 監督助手:中野昭慶 渡航自由化間もない日本人の心に南洋への憧れをかきたてる異国情緒。昔ながらの漁村に急を告げる半鐘の響き。女たちの優しい強さ。男たちの勇気。...

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1969年10月、岡本喜八『赤毛』三船プロ

時の流れというやつを、知っていますか。製作:三船敏郎・西川善男 脚本:岡本喜八・唐澤栄 撮影:斉藤孝雄 美術:植田寛 録音:市川正道 照明:佐藤幸郎 整音:下永尚 音楽:佐藤勝 昭和四十四年度芸術祭参加作品。喜八魂疾走する新左翼時代の王政復古ええじゃないか秘史。三船敏郎49歳、永遠の菊千代。ひゃっほーーい!主人公のキャラクター性と役者の実年齢が合ってないことが冒頭から明らかですが、楽しそうに演じてお...

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そろそろ、2020年以降を考えて、お行儀よくしましょう。その1

1950年代に生まれて、1975年には既に成人しており、初開催に際して各サークルの代表として責任的な立場にあったという人々が、コミケ第一世代。1960年代に生まれて、1970年代に十代の少年少女として二十四年組の活躍に触発され、美少年趣味の漫画または小説を自主制作するようになった人々が第二世代。1970年頃に生まれて、1985年頃に15歳前後の少年少女として「アニパロ」に夢中になったというのが第三世代。この第三世代(の少な...

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うまくやるとは? ~2020年以降のために、その2

「著作権者が『うまくやってくれ』と言ってるから二次創作してもいいんだ♪」じゃないです。著作権者が「うまくやってくれ」と言うのは「俺に迷惑かけるな」という意味です。「口が裂けても俺の名前を出すな。氏んでも『原作者に大目に見てもらってる』とか言うな」です。「俺んとこへ『本当ですか?』とか『早く告訴しろ』とかいう電話が来るのは迷惑なんだよ。仕事の邪魔なんだよ!」です。「やっていい」なんて言ってません。隠...

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同人誌即売会を続けたい人々が忘れてはいけないこと。

二次創作は許可されたのではありません。「あんまり著作権者の迷惑にならないそうだから、そんなに厳しく取り締まらないことにしてやりました」というだけです。逆にいえば、迷惑になるようなら、やっぱり取り締まることになるのです。重要なのは、アニメ関連イベントから同人を切り離すことは可能であることです。もともと漫画同人どうしの切磋琢磨を意図した「コミック」マーケットが、別名「同人誌即売会」を名乗ったために、ア...

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「どこにあるの!? クワスチカ」「襟の裏よ。ルパンはいつもそこに隠すわ」

数十年前の市販雑誌『月刊OUT』に掲載されていた読者投稿の一例。ふたつのアニメ作品中の台詞を組み合わせてジョークにしているのです。こんなもん、元ネタを知らなきゃ面白いのかどうかの判断もつきませんな。クワスチカってのは超古代の大秘宝かなにかで(詳しい人に訊いてみましょう)、いかにアルセーヌ・ルパンの3代目とかいうこそ泥といえども、とても襟の裏に隠せるような代物じゃない(と思われる)ので、ジョークにな...

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もと同人の本音は「みんな売れなくなればいい」

もと同人の戦法は、肉を切らせて骨を断つ。まず自分自身が「ひじょうに態度の悪い同人の例」として自己露出し、世間様に「同人ってのはとんでもない連中だ。早く規制したほうがいい」と思わせる。本人は、すでに出展を諦めている(過去に「売れなくなった」という経験をしたので再挑戦しないことに決めている)から、いまさら規制法案が制定・施行されたからって痛くもかゆくもないわけです。真の本音は「みんな売れなくなればいい...

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許せないのは、自称性的マイノリティが若い人の多様性を否定すること。

右を向いても左を見ても、せちがらい世の中でござんすから、たまには極端な創作の世界へ逃避したくなるのは構わないのです。「私は二次創作BLしか読めない変わった女性ですが、よかったらお友達になってください。私の新作を読んでみてください」というなら、仁義お受けしないでもないです。「最近の若い人からは純愛路線の復活希望のような声もありますね」と聞いたら「そうですね。私たちの頃とはずいぶん変わったものです」と...

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多様な個人が互いに礼儀を守ることが、多様性の尊重です。

日本人は、自分自身が黄色人種(とも呼ばれた民族)で、かつ枢軸国だったことを忘れようとしてきたもんですから、ナチスの純血主義に対して、戦後の列強が混血上等・雑種上等の個人主義を推し進めてきたことを、よく分かってないことがあるのです。「おなじ人間とは思えない」という言い方がありますが、もともと同じ人間なんていやしません。夫婦・親子・兄弟姉妹・同性カップルといえども同床異夢です。それをわざわざグループ分...

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なぜ、女性はゲイと連帯できると思うのか。

「ゲイは女性の肉体に興味がないから私にセクハラしないわ。だからBL大好きな私の性的な質問にも答えてくれるはずよ♪」2件の思い込みの間に大きな乖離がありますね。自分自身が「そこらのオヤジの肉体には興味ないから、急に訪ねてきて付きまとうオヤジの質問に答えてやる」ということはないはずです。できるだけ関わらないようにするはずです。なぜ、それを参考に「ゲイだって女性に親切にしてくれるとはかぎらない」と考える...

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そもそも、なぜ「同人」というのか? ~集団主義の功罪

もともとは本当に同人会の形態で活動していたからです。つまり複数の会員によって構成される団体。漫画家集団CLAMPは今でもその形を維持していますね。典型的には中学・高校の同級生として知り合った人々が、部活動またはその延長の自主活動として、部室や自宅の一室に集まって、文章の清書(手書き)や、漫画原稿の消しゴムかけや、ベタ塗りを分担していたのです。けれども、だんだん形骸化して、即売イベントへも個人的に参...

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二十四年組と二次創作BLは、別です。~不幸自慢は自分のブログで言いましょう

「1970年代のプロの話ばかりしちゃって何さ。あんたが詳しいとは思えない。もっと同人にも目を向けろ」とか言って来た同人さんがいたわけですよ。オリジナル派が「私の新作を読んでください」といって声を掛けて来たならまだしも、二次創作同人が著作権問題を抱えていることを忘れて自己露出するというのは考えがたいのです。おおかた、いい中年になったのに、まだ「女の子だから大目に見てもらえる」などと高をくくっているのでし...

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30年前の名古屋のお客様を、差別してはいけません。

現代の読者から「BLにエロは要らない」とか「原作重視の二次創作が読みたい」という声が挙がっているわけです。だから「1980年代前半まではそういう同人誌もありましたよ」という話です。アニパロだから、二次創作だからといって、原作を無視して「エロ」を書かなければならないなんて決まっていません。すべての同人は平等です。誰からも「何々を書かないなんて遅れてる」とか「そんなものを出展しても売れない」とか言われて笑...

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BL論最大の問題。

日本は、有史以来大陸文化の影響下にありました。牽牛織女伝説も、五色の短冊という美意識も、大陸由来のものです。申し上げるまでもありませんね。黒船が来航してからは、欧米列強に対して「後進国」という位置づけになってしまいました。対抗上、近代化に出遅れた大陸に対して優越感を主張したので、その後がややこしくなっているのです。その日本が連合国に敗れて、誇りも自信もなくしてしまい、つねに自嘲ぎみになった挙句に、...

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なぜ、あなたはフェミの言いぐさを信じているのですか?

「じゅうぶん可愛い顔したヒロインが『どうせ私なんか』とか言っちゃって、自意識過剰の裏返しの自己憐憫に浸った挙句に、女よりきれいな顔した男に言い寄られるなんて、ほんとうに少女漫画はくだらないわ。生活の苦労を知らない小娘が描いた嘘っぱちなんて感情移入できないわ」という女性は必ずいるのです。「だからって、どうして私が男同士の話なんて読まなきゃならないの? きもち悪いこと言わないでちょうだいッ」ってのが普...

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しょせんこの世は男と男。~フェミの誤算

「どうせ華々しい人生劇場は男の独擅場なんでしょ。女性をキャスティングしてくれるつもりはないんでしょ。一生シャドウワークしてろってことでしょ。だったら性的娯楽も男性が担当すればよろしいわ。花魁道中も男の子にやらせたらいかが?」ってのは、ひじょうに単純な女性から男性への皮肉なのです、確かに。ただし、それを読みたいかどうかは別の問題です。もともとBLの発想の根本にあるのは「昔のお殿様だったら自分の興味の...

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フェミは男性編集長を、かばったのです。

外見的麗質ばかりでなく、豊かな芸術的才能を備え、一人前の男性として花開くはずだった若者の人生を、女性の真似をさせることによって頓挫させてしまう。あるいは吸血鬼の犠牲とすることによって中断させてしまう。それは女性が男性中心社会で生きることの苦しみの代償として必要な逃避的創作表現である。新時代の女性社会は、才能豊かな女性によって描かれたそれを共有する必要がある。そこまではいいです。次に来るのは「だから...

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BLの鑑賞ポイントと、規制論の論点。

まず、BLの鑑賞ポイントは「女役を演じる男の魅力が分かるようになった」以外にあり得ないのです。暴露話じゃなくて論理的帰結。だって、女性キャラクターに感情移入できないからって、男性キャラクターに感情移入できるとはかぎりませんね? 「男同士なんてきもち悪い」とか「少年が可哀想」と思った瞬間にアウトです。また自分自身が性的な「トラウマ」を抱えており、男性の肉体を想像した(絵に描かれたものを見た)だけで発...

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あなたが固定観念にとらわれているうちに、読者が成長するのです。

同人誌即売会に通い慣れた人は、鑑賞眼が肥えて行きます。最初に「私の同人誌を買いに来てね」と誘ってくれた人よりも上手い同人さんが大勢いることに気づくのです。コスプレが上手なカッコいい人が結構いることにも気づく。オタ芸を見るのも面白いと思う。声優ファン・歌い手ファンのお友達も増えた……必ずしも二次創作だけが目当てではなくなるのです。それに自分で働くようになれば、おカネの使い方も考えるようになります。もう...

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1961年5月、森一生『大菩薩峠 完結篇』大映京都

うたた寝の邪魔をする者は容赦せん。製作:永田雅一 原作:中里介山 脚本:衣笠貞之助 音楽:塚原哲夫 撮影:本多省三 照明:中岡源権 美術:西岡善信おなじ旅がらすの着流し素浪人でも、まがりなりにも正義感で動いてる狂四郎さんとはちょうど裏表な竜之助さんは、時々メンタルやられちゃうので剣豪もののわりにお話のトーンが暗いです。でも三部作を三部観ないとこっちの寝覚めが悪いし。大長編を端折って映像化してるので...

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1962年11月、小津安二郎『秋刀魚の味』松竹

せっかく育てたやつを、やっちゃうんだからなぁ。脚本:野田高梧・小津安二郎 製作:山内静夫 撮影:厚田雄春 美術:浜田辰雄・荻原重夫 音楽:斉藤高順 録音:妹尾芳三郎 照明:石渡健蔵 編集:浜村義康 字幕意匠装画:橋本明治 美術工芸品考撰:岡村多聞堂・貴多川昭和三十七年度芸術祭参加作品。天気晴朗なれども波高し。帝国海軍は負けました。トリスとジョニ赤と森永チョコレートを買って来たくなる映画。我らが戦後...

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1962年12月、山本薩夫『忍びの者』大映京都

製作:永田雅一 原作:村山知義(理論社版) 脚本:高岩肇 撮影:竹村康和 録音:奥村雅弘 照明:加藤博也 美術:内藤昭 音楽:渡辺宙明 映画は大映。真似してニンジャごっこしたくなる映画。(中年は自分の体力を考慮しましょう)東映時代劇が下火になって仁侠映画に差し変わった頃、かえって大映では時代劇シリーズを成功させていたんだから不思議なものではあります。さまざまな秘密道具が登場して娯楽映画的興味を掻き...

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1963年1月、山田達雄『テレビ指定席 海の畑』NHK

ここが海だったことを、よく憶えておくんだぞ。脚本:寺島アキ子 撮影:金子二市 照明:宮沢忠衛 録音:尾鷲秀雄 編集:萩原光 美術:賀喜寛 効果:桜井芳男 作曲:斉藤一郎国営放送の良心。東京オリンピック成功の陰で、日本が失ってきたもの。アラカンNHKドラマ初出演。老優渾身の洋上撮影。モノクロ、標準サイズ。ジェット旅客機が飛ぶ時代。東京、大森。美貌の名残に誠実さをにじませたアラカンが一本気な主人公。息...

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