MISHA'S CASKET

Category

大河ドラマ『平清盛』 1/1

大河ドラマ『平清盛』第39回「兎丸無念」

No image

抱っこ(*´∀`*)見応えのあるアバンタイトルでしたね……。アクションシーンは吹き替えなしのように見えましたが、お疲れ様でした。お見事でした。長刀を頭上でまわすのカッコ良かったです。「欄干に乗る」も再現してくれて嬉しいです。「髪型からいってどう見ても禿じゃない件」とか「何をしたいんだ禿たち」とか「見たとこ明るいようだが見物人はいないのか」とかノリノリでツッコミたくなる程度に楽しかったです。世紀の対決がアバ...

  •  0
  •  0

顔をみれば分かる。

No image

最近は早めにやってしまうところも多いようだが運動会シーズンである。体育の日だし。学校行事などで親子が連れ立って歩いているのを見ると、ゾッとするほど、あるいは笑っちゃうほど顔が似ているものである。赤ん坊の顔はみな同じなようだが、よく見ると他所の家の子は他人の顔をしている。新生児の両親(母親も)はまだ実感が薄く、新生児室に並んでいる赤ん坊の中から自分の子を見分けられないことはある。が、一人一人見つめて...

  •  0
  •  0

悪の帝王と不遇な皇子さま。

No image

と、悪の帝王を倒すことを誓い合った若者が二人いたら、不遇な王子様を仲間にして悪の帝王を倒すってもんである。現代人は「庶民が団結して国王を倒した」ということが実際にあったのを知っているので「義と悪をひっくり返す!」と宣言されたら「さっさとやればよろしがな」と思う。清盛くんがさっさと家出して兎丸を脱獄させ、再び宋船に乗って院の所領を荒らし回り、やばくなったら比叡山に逃げ込んで、明雲と三馬鹿トリオを結成...

  •  0
  •  0

今ごろ気づく清盛くんの和歌の意味。

No image

和歌どころか都々逸にもなっていない、「息子たちをみんな平等に愛してるぜ」という例のアレだ。父親が正当な権利者である長男をうとんじたことから、兄をおしのけて帝位に昇った、という経過をもつマサヒトさんの前であれを披露するのは、彼の家族関係に皮肉を言い、部下(朝臣)たちの前で赤っ恥をかかせることになる。逆に朝臣たちにとっては「これからは同じ白河院の血を引く俺と新帝とで協力していくから、お前ら笑っていられ...

  •  -
  •  -

プータローとワルはちょっと違う。

No image

(どっちも最近じゃ聞かない言葉かなァ。)「家成さんちの辺り」だったら他にも院近臣の権力にあやかりたい若者がウロウロしていたんじゃないだろうか。訪ねてみたけど門番が怖くて入れないとか、紹介状をもってきたけど「主人は留守です」とアッサリ言われてショボーンとしてる人とか。コネがあれば明治時代の書生のように住み込みになっていた人もいたかもしれない。清盛くんは、そういう若者を訪ねて一日じゅう碁を打ったり、下...

  •  -
  •  -

俺はいったい誰なんだ。

No image

白河院の落胤である。どっちみち忠盛が乳父として面倒を見ていたであろう子供である。「取り入るためにもらい受けた」というのであれば、面識もない下っ端だった者が、不倫の子をかかえて困っていた白河院(笑)を救ってやった、ということでなければならない。それによって忠盛はどんどん出世したってことでなければならない。実際のところは、仕事(=出世のチャンス)をまわしてもらえるという引き立てはあったが、位でいえば白...

  •  -
  •  -

第四十回「はかなき歌」

No image

やっと観た。兎丸無念の回はできが良かったと思うので、しばらく余韻にひたっていたのと、滋子ちゃんが出てくるといつも若干テンションが下がるので放っておいた。なんであんなに蓮っ葉なキャラクターになっちゃったんだ、たまきはる建春門院(´・ω・`)撮影は細野氏だったので期待した。期待をうわまわる美しい画面だった。演出は中島氏だったので情感あふれるゆったりめの話運びに期待した。期待通りの物柔らかな中にも緊張感を保...

  •  -
  •  -

第四十一回「賽の目の行方」

No image

面白かった。一気に観た。佐々木氏の演出回はいつも面白い。時空の違う場面を字幕で説明しながら交互に映し出していくのがうまい。ワクワクと盛り上がっていく登り坂な気分がすごくいい。音楽の使い方がダラダラとのべつまくなし鳴っているふうでなく、緩急を心得ているのも嬉しい。愕然としたキャラクターの周囲に自然音が冷たく寂しく響くのが渋い。でも勿体ない。つまんないナレーションがなければ、もっと盛り上がったのに。「...

  •  -
  •  -

第四十二回「鹿ヶ谷の陰謀」

No image

草深い伊豆にもほどちかい駿州の片隅から遅い感想をお送りします。撮影は細野氏、演出は渡辺氏。映像は相変わらず工夫がきいており耽美的、選曲は小粋で大人の味わい。伊豆の事情で京の事情を(ほぼ)サンドイッチする構成も、お約束になってきたらしく、話の流れが頭に入りやすくて良い。行綱役は裏切り者にふさわしい面構えをした、いい俳優だった。これは俳優にとっては誉め言葉になると思う。「頼政のターン」も嬉しかった。清...

  •  -
  •  -

第四十三回「忠と孝のはざまで」

No image

イラストとしては評価できる、というべきか。平家物語を紙芝居にしてるだけだから。紙芝居だから、下手でもなんでもナレーションも必要ってものである。「このようなことがありました、哀れなことでございます」という語りものの伝統を踏襲しているというべきか、すでに流れを知っている歴史ファンの‘観戦’を念頭に、消化試合をこなしているに過ぎないのか。たとえばの話、重盛が成親へ文(和歌)を送っても届かない・遠路はるばる...

  •  -
  •  -

すごろく遊びがいまいちなわけ。

No image

すごろくをテーマにしたセリフ遊びは一見(一聴)するとカッコいいのだけど、感動が薄いという声があった。なぜかっつーと、彼らの目指す「あがり」が何なのかハッキリしないから、見物するものが「どっちもがんばれ」という気分になりにくいのである。「国家の威信をかけた徴兵制の復活」対「国民の悲願である経済の復興」なら、見ている現代人も気が抜けない。どっちの言うことにも一理ある、どっちが権力争い、根回し競争、論戦...

  •  -
  •  -

第四十四回「そこからの眺め」

No image

BGMが減った! 画期的だと思う。のべつまくなし節操なく鳴っていた音が、やっと途絶えた。今回はむずかしい場面が多く、微妙な「顔」の演技が多かったわけだが、集中することができた。俳優は(第一部からずっとそうなんだけれども)脚本の「穴」を承知で、涙ぐましいまでに登場人物になりきっていた。重盛、お疲れ様。演出(カメラ)も、脚本のもつ自己陶酔的な雰囲気をよくつかんで、アップの多用により、酩酊感を再現してい...

  •  -
  •  -

第四十五回「以仁王の令旨」

No image

いい回だった!!(先週見逃したので今ごろ騒いでいる)脚本による人物のとらえ方、俳優の役作り、演出、カメラの動きの「呼吸」がぴったり合っていたと思う。判断停止してしまったかのような清盛を、こっちはどう捉えたらいいのかと思っていたけれども、ここでふと本音、弱音を漏らした。盛国と手をとりあうBL展開にならなかったのが良かったし、孤独の絶頂にいる男が、ふと目の前に(まさに)舞い降りた美女に溺れる……というふ...

  •  -
  •  -

第46回「頼朝挙兵」

No image

ちょっと立て込んで二週続けて見なかったので今ごろ。よもや、令旨が露見したのではあるまいな!?よ、……よもや露見しないと思っていたのではございますまいな……?(゚Д゚)赤い禿は廃止したとしても、あの一件からしても清盛が世間の動きに気を配っていたことは知れる。平家の個人的な所領も、行政官として派遣されている土地も、全国にまたがってるってのに、誰の耳目にも入らないことがあるものか。将兵が動くときは下人が動き、馬が...

  •  -
  •  -

第四十七回「宿命の敗北」

No image

周回遅れでお送りしております。「私の挙兵の知らせは、平泉にいる我が弟、九郎義経の元にも届いた」見りゃ分かるがな( ゚д゚)見ても分かりにくい人のためには副音声というものがあるわけだし……。なんで“頼朝による昔ばなし”という無駄にややこしい構造にしたんだろう……?第一部の頃から、戦の経過を説明するナレーションは明らかに無駄で、水をさすだけ邪魔だったし、「○○年に誰が即位した」というような話なら、盛国でもいいし時子...

  •  -
  •  -

第四十八回「幻の都」

No image

死の彷徨、はじまる。いい回でした。……と、まず誉めておこう。ここへ来て新演出家の投入があったのにはびっくらこいたがいい仕事だった。ボ~~ロボロに傷つき~~忘れる♪ わ~~すれたい、忘れられない~~♪……ずっと響いていたピアノに乗せて歌いたくなった。いや「泣けるドラマ」「メロドラマ演出による歴史悲劇」として最高に上手に描けていた、と全力で誉めてるつもりですとも、ええ……まじめな話、ちょっと震えがくるくらいう...

  •  -
  •  -

第49回「双六が終わるとき」

No image

なにしろ気が重いので一週間ほうっておいた。……いいんでないかい? ……とまず誉めておこうと思う。俳優の持ち味とキャラクター造形がよく一致しており、その表情をとらえ、彼らの心情と状況を視聴者に伝える編集、低すぎる視点から見上げていく・あるいは高すぎるところから見おろす、はたまた几帳の陰・柱の陰からうかがうなど、変わった構図と視線の動きで情感を高めた演出、さらに的確な音楽の使い方など、見せる・聞かせるため...

  •  -
  •  -

第50回 「遊びをせんとや生まれけむ」

【MAD】実録!密着64年!!タグ:どうしてこうなった 才能の無駄遣い 混ぜるな危険……ってところか……。最終回は泣けるとは思ってたけど笑えるとは思ってなかった。あまりの笑撃にキャプチャ。念のため、動きません。武満音楽をフィーチャーした芸術祭出品時代劇と70年代の任侠映画と民放ドキュメンタリーとホラーをまとめて見たみたいでお買い得感満載でした。ほめてます。冒頭、いかに話をかいつまんで視聴者に伝えたいからと...

  •  -
  •  -

プロと同人の二人三脚。

No image

1980年代アニパロやおいブーム。よく聞く言い回しなような気がするけど、1981年放映開始『六神合体ゴッドマーズ』パロディの時点で既に、内容的にも「印刷所にオフセット印刷・製本を頼む」という点でも手法は確立していたから、80年代から説き起こすんじゃ遅い。青池保子『イブの息子たち』は月刊プリンセス1976年1月号から連載開始。ということは実際の雑誌を読者が手にしたのは1975年12月初旬と思われる。映画『ロッキー・ホラ...

  •  -
  •  -

決断。

No image

少数派ではあっても、いつの時代にも気づいてしまう女性がいる可能性はあった。古典文学を勉強している時でもいいし、男性が書いた純文学を読んでいる時でもいい。「えっ、男同士で何するの?」と考えているうちにドキドキしてきちゃった……という人がいた可能性は常にある。トリビュート的な作品を書いてみても一向に構わない。この国は幸いなことに女性の識字教育が盛んであり、女学生がオリジナル小説を書くこと自体は戦前から行...

  •  -
  •  -

企業人としての清盛をドラマ化しましょう。

No image

日本社会は戦国ごっこが大好きです。企業家には戦国武将ファンも多いので、彼らがNHK大河人気を支えてきたというところがあります。清盛も、困難な時代に貿易路を開いた企業人としての活躍ぶりが描かれることが期待されたのですが、残念な結果に終わってしまいました。おそらく脚本家が実業の世界にたずさわったことがありません。たとえば企業の会議において、意見のちがう人を納得させ、社員一丸を本当に実現することがいかに...

  •  -
  •  -

【清盛の教訓。】

No image

3年ほど前に「武士の世! 武士の世!」と大騒ぎする大河ドラマがあったわけです。すてきな視聴率が連日のように伝えられました。太平洋戦争を日本の敗戦に導いたのは、武士です。指揮官の全員ではありませんけれども、士族出身だったのです。この国は、新憲法が施行されるまで、士族と平民に区別のある階級社会だったのです。彼らが戦犯として処刑される日、日本の平民は大挙して巣鴨へ押し寄せ、彼らの身柄を取り戻したわけでは...

  •  -
  •  -

【時代劇の不調、創作の背景。】

No image

キモノを着た人が大勢出てくる昔の話だから見ていられない、というわけではないです。『武士の家計簿』などのヒットがあるわけですし、テレビ番組で「現代と同じ便利グッズが江戸時代にも存在した!」なんてやってるのは、あるていど人気があるはずです。若い人だって、自分のルーツを確認したい心はあるはずで、ネットによる国際化の加速もあって、外国へ誇れる日本の伝統という話は、いま強く求められているはずです。だから時代...

  •  -
  •  -

【創作の青田と消費者の乖離。】

No image

じつは「頑張っても出世させてもらえない」というのは、働く女性に共通の不満です。だから貴族から差別されていた時代の武士の話というのは、性別を越えて現代女性の共感を得る可能性がある。ただし、厄介なのは、女性が脚本家として登用された場合、彼女自身は大出世したわけですから、世の女性たちの不満を確実に反映したものを書けるとは限らない。また、現代女性には「帰る家がない」という問題があります。老親が施設などへ移...

  •  -
  •  -

平清盛と整合性。

No image

当ブログが創作物の整合性ってことを考え始めたきっかけは、2012年度NHK大河ドラマ『平清盛』でした。「話がおかしいだろ、これ!?」と、すごく感じたのです。並行して海外ドラマ『スパルタカス』(原題: Spartacus: Blood and Sand )をDVD視聴していたという個人的事情もあって、あちらは見事に伏線を回収して話をまとめていくものですから、物語の合理性における彼我の違いに呆気に取られたものです。同じ頃、ハーバード...

  •  -
  •  -