MISHA'S CASKET

好きな言葉は残侠と耽美。うぐいすリボン協賛中。

 > 総論

禁断の愛を越えて。

禁断の愛を越えて。

2010年代前半、日本のオンライン社会は、後に「二次創作BL」と呼ばれることになる特殊なアマチュア創作物の投稿が急増したことによって、その是非を問う論争を多発させていました。その中には、同性指向の男性と思しきアカウントによる「女性が書くものは禁断の愛という前提だから良くない」という批判的発言がありました。けれども、その時点で盛んに投稿サイトやブログにアップロードされ、SNSに転送され、同好者によって共...

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生産性低いシス・ストレート男女の奇妙な論争。

生産性低いシス・ストレート男女の奇妙な論争。

2010年代前半、日本のインターネットは、後に「二次創作BL」と呼ばれることになる特殊な創作表現の話題で、炎上とも呼ばれる論争をくり返していました。その論争の中には、男性と思しきアカウントによる「化粧を覚えて結婚すれば、BLから足を洗えるよ」という、お為ごかしの忠告がありました。ここの管理人は、たいへん不思議に思いました。なぜなら、1980年代商業BLの第一人者というべき栗本薫が、その1980年代の間に編集者...

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なぜ「ホモ論争」が起きたのか?

なぜ「ホモ論争」が起きたのか?

1980年代の二次創作BL同人たちが「絶対に本物を怒らせるな。ホモという言葉を使うな。ゲイバーには顔を出すな」と申し合わせていたのは本当です。意外なようですが、最も過激だったと信じられている1980年代の二次創作BL同人というのは、ちゃんと実在LGBTに対する礼儀を守っていたのです。その約束が・礼儀が、守られ続けていれば、2010年代のSNSにおいても「ホモ論争」など起きるはずがないのです。けれども、同人の世...

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BLは女性の自己満足。ゲイを侮辱していい特権などないです。

BLは女性の自己満足。ゲイを侮辱していい特権などないです。

野暮を承知で、BLを解説する時もあります。「BLは女性の自己愛表現。アイディア源は明治時代の男性文学」などと言うと、SNSでは「創作物を解説してしまうのは野暮」と言うアカウントさんもあります。けれども、野暮を承知で創作物を解説する時もあります。創作物が原因で、現実の街頭で差別事件が起きているという報告があった時です。そういう時には、頭ごなしに「差別してはいけません!」と叱ることもできます。けれども...

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PTSDだからといって、他害していいわけではないです。

PTSDだからといって、他害していいわけではないです。

世界中の精神障がい者が、その国・地域の事情が許すかぎり、定期的に通院し、定められた処方に従って正しく服薬し、自己管理した上で、教員を含む自治体職員や民間ボランティアや家庭の保護者などと協力して、一般社会に適応する努力を続けています。日本の同人だけが、自分を甘やかしていいことにはなりません。...

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若い人々が傷つけ合わなくて済むように、道を整えたいと思います。

若い人々が傷つけ合わなくて済むように、道を整えたいと思います。

ここの同人論・BL論は、昭和の後始末です。出版関係各位と人権運動関係各位には、良識あるご協力を賜りたく存じます。日本のSNSにおいて、女流とゲイ漫画家の和やかな交流が観察される以上、当方はBLとゲイの平和共存は可能だと信じております。...

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コミケに持って行ってはいけないもの。

コミケに持って行ってはいけないもの。

「どうせオタクだから」といって、自分で自分を差別して、自分で自分を甘やかす心を、コミケ会場に持ち込んではいけません。そこは社会性が低いふりをして、ふざけるところではありません。仲間に対する礼節を尽くすところです。「そんなご大層な連中じゃないよ。コミケに対して夢を持ちすぎw」と冷笑して、自分の不適切行為を正当化しようとするなら、その心が仲間(と自分自身)に対する差別です。「なんかえらそう。むかつく。...

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なぜ、BLは「ストレートが目覚める」という描写をくり返すのか?

なぜ、BLは「ストレートが目覚める」という描写をくり返すのか?

こういう創作物に夢中になる娘たちは、もし自分の父親が自分と母親を捨てて男と逃げたらどうするのか? 現実の「カミングアウト」を受け入れ、LGBT人権運動に「アライ」として協力し、男同士の入籍と扶養控除を認めるのか?「だから、そういう意味じゃなくって~w」と言うなら、どういう意味なのか? 実際のLGBT人権運動に協力する気もないのに同性愛を描くことは当事者に失礼ではないのか?これが、LGBT当事者を含...

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現代のBLファンが知っておくべき5つのこと。

現代のBLファンが知っておくべき5つのこと。

かつては、20歳代の成人と中高生が「むすめ」という概念で混同されていました。社会学者もマスメディアも「なぜ今どきの若い娘たちは、みんな『やおい』が好きなのか!?」という問題の立て方をしました。けれども現代では、若い成人から18歳未満の未成年者が分離され、より優先的に保護される対象として認識されました。また、1980年代よりも、1990年代よりも、実在LGBT人権運動の勢いが強くなりました。だから、もう「女性には...

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自立支援の時代には、PTSDだからといって他人の著作権を侵害していいことにはならない。

自立支援の時代には、PTSDだからといって他人の著作権を侵害していいことにはならない。

障がい者自立支援法が施行されたのは2006年です。逆に言えば、1980年代・90年代には「自立支援」という発想が定着していなかったので、いわゆる二次創作BLを手がけるアマチュア創作家や、その弁護人を自負する社会学者などが「こういう作品を好む少女は自分の母親がトラウマになっている」と言えば、あらゆる権利侵害を免責されるかのように思い込むことができたのです。が、自立支援という発想が定着した現代では、もしアマチュ...

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