MISHA'S CASKET

好きな言葉は残侠と耽美。うぐいすリボン協賛中。

 > 2012年02月

『THE LONGEST DAY』~Thank you boys! Vive la France!

 『THE LONGEST DAY』~Thank you boys! Vive la France!

邦題:史上最大の作戦。日本では12月8日に公開されました。音楽がない映画。モーリス・ジャール作曲による主題歌『The longest day march』が要所要所にさりげなく配されて泣かせる他は、響くのは銃声・砲声・爆音・轟音。「戦争とは音だ」と書いたのは牧島貞一。1962年公開。俳優は戦前の生まれが多く、従軍経験もある。まだ記憶に生々しく、撮るほうも観るほうも胸を痛めながらだったろうと思われる。いたずらにロマンチックな音...

... 続きを読む

『桜の森の満開の下』と『MW』

『桜の森の満開の下』と『MW』

男と女の間には深くて黒い川がある、えんやこら今夜も舟を出す、というヘテロ男のいじらしさが『桜の森』の主題で、そのいじらしさの底にあった「お前のせいで俺の人生は台無しだ、こいつめ!こいつめ!」という気持ちが花の下で噴出してしまい、しかし本人は山育ちのシンプルな頭脳の持ち主なのでそれに気づかず、「どうして?」と結果にオロオロするばかり。そこがまた哀しく美しい。...

... 続きを読む

『桜の森の満開の下』拝見記

『桜の森の満開の下』拝見記

それは恐ろしいもんだ、桜の花っていうのは。密度の濃い1時間34分56秒。サイコホラーを和の美学で解釈するとこうなるという。恋愛ものっちゃ恋愛もの。ロマンスといえばロマンス。ひたすら「美女萌え」で成立してる一篇。要するに男と女が暮らすだけ。ただ、その暮らしぶりが……。...

... 続きを読む

日本のドラマはよく怒鳴る。

日本のドラマはよく怒鳴る。

アメリカの映画は怒鳴らないというか。...

... 続きを読む

承認待ちコメント * by -

Re: No title * by Misha
コメントありがとうございます。拙文お恥ずかしう存じます。

思うに日本の演劇は(ごく大雑把に)能楽→歌舞伎→新派→新劇と進んできて、前三者は人情をテーマにした音楽劇、最後のは口調の硬い翻訳ふうの台詞劇。ここへ新風を吹き込もうとすると、ブルーオーシャン戦略というのがありますが、任侠映画に対する「実録路線」同様に、それまでは「品がない」とされてきた表現を切り開いて行く他なかったのかな、と思います。

おそらく「新左翼」の流行した1964年以降にターニングポイントがあるかと思われます。とくに『清盛』は、メインスタッフが闘争の季節を知っている世代だったので、そういう芝居にノスタルジーがあったのかもしれません。

また、おいおい気にして行きたいと思います。おつきあい有難うございました。

’Dark inside me’ 『イベント・ホライゾン』『1408号室』視聴記

’Dark inside me’  『イベント・ホライゾン』『1408号室』視聴記

数年前にCSで偶然みかけてローレンス・フィッシュバーンに一目惚れ♪一見まじめで線の細い白人研究者であるサム・ニールと、無愛想でタフな軍人・実は頼りになる熱血黒人船長というのが良い対比。日本の映画は俳優がほぼ日本人only、しかも最近はみんなイケメンなので見分けがつきにくいってことがあり、ギャップ萌えという見地からもアメリカのこういうキャスティングはちょっとうらやましいです。1997年パラマウント。スペース...

... 続きを読む

映画『フレンチ・コネクション』~ポーキプシーにいたか?

映画『フレンチ・コネクション』~ポーキプシーにいたか?

フリードキン監督つながり。1962年ごろ実際にあった麻薬取引摘発が元ネタ。イケメンがいなくても映画は撮れる好例。おっさんばっか。恋も家族愛もなし。ひたすら張り込み。ひたすら尾行。ひたすら追跡。男とはなんだ。仕事だ。...

... 続きを読む

牧島貞一『ミッドウェー海戦』を読んで、スペースオペラなど思う。

牧島貞一『ミッドウェー海戦』を読んで、スペースオペラなど思う。

空母赤城の中の様子が面白かった。...

... 続きを読む

この本今日手に入れました * by 匿名で済みません
牧島貞一氏の「ミッドウェー海戦」、今日古本屋で手に入れました。悲惨な海戦でしたが、従軍記者の見た本ですので、読むのが楽しみです。昭和42年発行の本です。

Re * by 美紗
いらっしゃいませ^^ 牧島氏の文章は冷静で読みやすく、あの状況下でも落ち着いたユーモアのようなものも感じられて、読み応えのある作品だと思います。古い本をご入手できたとのこと、私も嬉しいです。どうぞまたおいで下さい^^

PDF版があるとは! * by pogem
ミッドウェー海戦は父から譲り受けて大事に持っているのですが、何せ昭和42年版、表紙がはがれてしまい、何とか新しいのが欲しい(あわよくば電子版で!)と思って探していたところでこのサイトにたどり着きました。
PDF版があるとは知りませんでした。感謝です。
河出書房の太平洋戦記シリーズは他のものも読みましたが、これが一番読みやすくて面白いです。他の奴、どこに行ったかな・・・

pogem 様^^ * by Misha
ようこそおいで下さいました^^お役に立てて光栄です!つたない記事ですがUPして良かったです(*´∀`*)
牧野さんの文章は、記者さんらしく淡々として読みやすく、出来事の順序も頭に入りやすく、そのうえ醒めた笑いのようなものもそこはかとなく感じられて、味わい深いですね。
お父様から譲られたご本を大切にお持ちでいらっしゃるのですね。昭和40年頃の本は私も持っていますが、やはり物じたいの命というか、経年劣化ということはありますね……電子書籍が手に入るようになった時代はありがたいです。
よろしければまたお運び下さい^^

承認待ちコメント * by -

承認待ちコメント * by -

『エクソシスト』雑感

『エクソシスト』雑感

「ググったらすぐ答が出ました」ってのも面白くないので気になった点を先に書いておこうと思う。若いほうの神父の名前がカラスさんという。勿論「アメリカ人にはよくある名前」ってわけではない。カラスさん、カラスさんと考えたらマリア・カラスがいたがこれは綴りが違った。もう一人思いついたのはアントン・カラスで綴りが近い。これは『第三の男』のテーマを作曲したツィター奏者、オーストリア人だがチェコ・ハンガリー系だそ...

... 続きを読む

『エクソシスト』拝見記。

『エクソシスト』拝見記。

1973年、ワーナー・ブラザーズ。25周年特別版DVDにて。デジタル・リマスターで絵がきれい♪ 古いままの荒い映像も味があるが、爽やかになった色合いで、古いと思わず観ることができたのは良かった。特撮技術が甘かった頃の子供だまし作品などでなく、決して古くなることのない心理劇であるからだ。実はまともに観たのは初めてで、子供の頃から母が「首がまわるシーンが怖かった」とばかり強調し、逆に言えば「そこだけウケた」っぽ...

... 続きを読む