MISHA'S CASKET

Archive

2016年12月 1/2

スポンサーサイト

No image

  •  -
  •  -

私は頭がおかしいといいながらクレームして来る同人には困る。

No image

「私は母親がトラウマになっているから頭がおかしいの。まだ口唇愛期だから他人に噛みつくことが愛情表現なの。だから異性に怪我をさせても大目に見てね♪」と、正常な判断能力を失っていることを自己アピールポイントにしている人が、同人・BLの話題だけは「私のほうが物知りよ!」と正常さをアピールしながらクレームして来るのは困るのです。クレームの内容が、昔の仲間が(自分よりも)悪いことをしていたという告げ口と、自...

  •  -
  •  -

1952年10月、黒澤明『生きる』東宝

No image

これは、この物語の主人公の胃袋である。製作:本木荘二郎 脚本:黒澤明・橋本忍・小国英雄 撮影:中井朝一 美術:松山崇 録音:矢野口文雄 照明:森茂 音楽:早坂文雄 監督助手:丸林久信東宝創立20周年記念映画。昭和27年度芸術祭参加作品。いのち短し、恋せよ乙女。明日の命は、ないものを。人の話は途中でさえぎらずに聞きましょう。一命を賭して、芸者遊びに余念のない上役をお諌め申し上げるときは、まばたきをしない...

  •  -
  •  -

1954年3月、溝口健二『山椒大夫』大映

No image

人は、等しくこの世に生まれてきたものだ。幸せに隔てがあってよいはずがない。製作:永田雅一 原作:森鴎外 企画:辻久一 脚本:八尋不二・依田義賢 撮影・宮川一夫 録音:大谷巌 照明:岡本健一 美術:伊藤熹朔 音楽:早坂文雄 建築考証:藤原義一 衣装考証:上野芳生 和楽:小寺金七・望月太明吉 助監督:田中徳三耽美派溝口にしては1954年当時の社会性を映し出しすぎてしまったようで、音楽の使い方も締まりがなく...

  •  -
  •  -

1955年11月、黒澤明『生きものの記録』東宝

No image

なぜ、これほど簡単明瞭に答えが出ることに、我々がこれほど考え込んだのか。製作:本木荘二郎 脚本:橋本忍・小國英雄・黒澤明 撮影:中井朝一 美術:村木与四郎與四郎 録音:矢野口文雄 照明:岸田九一郎 音楽:早坂文雄(遺作)監督助手:丸林久信昭和三十年度芸術祭参加作品。「題名は丸岡明氏の好意に依る」そうです。(オープニングクレジットより)かつてこの地球上に生きていたものの記録。三船敏郎、35歳。大事なこ...

  •  -
  •  -

1958年6月、木下恵介『楢山節考』松竹

No image

とうざい。このところ御覧に入れまするは、本朝おば捨ての伝説より、楢山節考。楢山節考。東西、とうざい。脚本:木下恵介 原作:深澤七郎(中央公論第一回新人賞受賞作品) 製作:小梶正治 撮影:楠田浩之 美術:伊藤熹朔・梅田千代夫 浄瑠璃作曲:野澤松之輔 音楽参与:遠藤為春 長唄作曲:杵屋六左衛門 録音:大野久男 照明:豊島良三 監督助手:大槻義一定式幕開いて、山また山の信濃路に。人に知られぬ谷あいの。流...

  •  -
  •  -

「使わざる、おえない」じゃないです。

No image

「使わざるを、得ない」です。「使わないことは、できない」という意味です。二重否定。これ、不思議な発音がときどき聞かれます。おそらく「手に負えない」との混同なのです。「おえない」という単語が含まれていると思っちゃうのです。ケータイ充電器の発火には、お気をつけ下さい。...

  •  -
  •  -

現代同人の基礎知識。

No image

ここから「大事なことなので、もう一回いいますよ」という記事が続きます。当方は、当初から大学を拠点とする研究者・評論家に向かって「それでもプロか?」と問うているものです。なぜなら、今なお大学の授業でBLを使用することがあるそうだからです。若い人々が間違ったことを教わっちゃう前に、在野の「表現の自由」として、言えることは言っておきます。大学というのは、国立と私立でだいぶ差がありますが、国から補助費を受...

  •  -
  •  -

偏見を押しつける自称「性的マイノリティ」には困る。

No image

「同人ってゆぅのは、最初から金目で『エロ』だけ描く連中のことよ。誰もアニメキャラなんか好きじゃないのよ。もっとよく調べてから書いてちょうだい!」って言う人がいるわけです。当方は、最初から「そういう偏見は、1985年頃から徐々に強まってきたもので、それまでは多様性があったのです」と申し上げているものです。その目的は「今の若い人からは『BLはポルノだと思われたくない・エロは要らない』という声が挙がっている...

  •  -
  •  -

ゲイは女の甘えを許しません。

No image

同人に限らず女性一般が気をつけるべきこと。「姑がうるさくて困る」「姑さんの先手を取って立派な嫁になりなさい」「どおしてアイドルが恋愛しちゃいけないの?(泣)」「自分で選んだ道だろ」前者が女の言い草。後者がゲイの見事な切り返しです。ありていにいって、一般男性も腹の底で思っているけれども、女性に遠慮して言わずにいることを、スパーンと言ってしまうのが同性志向の男性です。なぜか?女の機嫌を取る必要がないか...

  •  -
  •  -

【フェミ的BL論批判】BLの普及に男性が果たした役割と、20年まちがえるクレーマー。

No image

いわゆる「二十四年組」が、端的には1971年の夏に来日したビョルン・アンドレセンに触発されて、金髪の美少年を主人公にした漫画を仕上げたとき、それを少女向けの雑誌で公開することに決めたのは、当時の男性です。端的には編集長です。出版社はその判断を誤りだったと認め、雑誌を破棄し、単行本の発行を拒否しました……なんてことはありません。作品の人気と売上が出版社に貢献したことを認め、漫画家に「小学館漫画賞」の栄誉を...

  •  -
  •  -

【同人の心得】30歳すぎたら振り返ってみましょう。

No image

人間の脳というのは、30歳を過ぎてから、物事の間の関連性を理解することができるようになるんだそうです。(『海馬―脳は疲れない』池谷裕二・糸井重里、新潮文庫)それまでは、体力と記憶力の勢いにまかせて、情報を取り込むわけです。だから周囲の言ったことを真に受けやすい。とりあえず言われた通りにやってみる。実際、スポーツにしても、芸能にしても、基礎を身につけようとしている修行時代には、考えないほうがよいわけで...

  •  -
  •  -

1959年11月、市川崑『野火』大映

No image

俺が食ったんじゃないぞ。製作:永田雅一 原作:大岡昇平 脚本:和田夏十 撮影:小林節雄 録音:西井憲一 美術:柴田篤二 照明:米山勇 特殊撮影:的場徹 音楽:芥川也寸志 助監督:弓削太郎昭和三十四年度芸術祭参加作品。グダグダ南方戦線の変てこりん決死行。徹底的諷刺目線による極限的戦場私小説。開始後しばらくたっても話が見えないっていうか、話などない。音楽だけが無駄に壮大に。塩は、ときに感涙を生ぜしめる...

  •  -
  •  -

1963年4月、今井正『武士道残酷物語』東映京都

No image

さむらいは、主君あってのさむらいなれば、おのれは常になきものと知れ。製作:大川博 原作:南條範夫『被虐の系譜』(講談社刊) 脚本:鈴木尚之・依田義賢 撮影:坪井誠 照明:和多田弘 録音:渡部芳丈 美術:川島泰三 音楽:黛敏郎 助監督:山下耕作「原作のタイトルも魅力的だな」と思ったり、助監督の名前で「よっしゃあ」と思うことも珍しいなと思ったりしつつ。あるときは槍の老人、あるときは振袖若衆、あるときは...

  •  -
  •  -

1968年10月、マキノ雅弘『ごろつき』東映東京

No image

俺が、女中になるとか!?脚本:石松愛弘 撮影:飯村雅彦 録音:広上益弘 照明:大野忠三郎 美術:中村修一郎 助監督:伊藤俊也 音楽:渡辺岳夫マキノさんお久しぶり。まさかの傑作。円熟味にあふれております。代表作の一つに数えてもいいかもしれません。キックボクシングの流行に乗っかった安直な娯楽色の強い作品だと思っていたのですがごめんなさいごめんなさいごめんなさい。沢村忠・西川純・斉藤天心・藤本勲がご本人出...

  •  -
  •  -

1970年2月、降旗康男『任侠興亡史 組長と代貸』東映

No image

堅気になんぞ、なりたくもねェ。企画:俊藤浩滋・太田浩児 脚本:笠原和夫・長田紀生 撮影:星島一郎・清水政郎 録音:井上賢三 照明:梅谷茂・大野忠三郎 美術:中村修一郎 音楽:菊池俊輔 編集:田中修 助監督:伊藤俊也仁義なき実録路線が始まる直前の味わい深い現代劇。一匹狼だった者たちの最後の大勝負。ブラスの重奏によるタイトル曲をはじめ、降旗作品の中でもズバ抜けて音楽が良いように思われます。およそ愚連隊...

  •  -
  •  -

1994年10月、市川崑『四十七人の刺客』東宝

No image

町人ならば、ののしり合うて済むことが、さむらいはそうは参りませぬ。原作:池宮彰一郎(新潮社刊)脚本:池上金男・竹山洋・市川崑 撮影:五十嵐幸勇 美術:村木与四郎 録音:斉藤禎一 照明:下村一夫 音楽:谷川賢作映画誕生100年記念。西暦1702年。お家断絶の日より、一年九ヶ月。意地と義理の原点。日本史上最も有名な殴り込みの責任者役に相応しいのは、この男しかいない。『動乱』を思い起こしつつ。色気とは禁欲の内...

  •  -
  •  -

【同人の心得】次の壁サークルになるための密告はあり得ません。

No image

当方は「話がおかしい」と感じたら徹底的に考えてみようがモットーでございまして、一歩ずつ論理展開していくんですが、セミプロ的な同人さんの中にはひじょうに頭の回転が早い人もいるので、当方が長々と説明しているようなことを一瞬で見切っている可能性もあります。ほんというと続けて一つの記事にしたいのですが、さすがに縦スクロールが長くなるので、5分割なのです。ご寛恕を賜りますようお願い申し上げます。さて。某プロ...

  •  -
  •  -

編集者に責任転嫁する自称「性的マイノリティ」には困る。

No image

1990年代半ばから2000年にかけて、ゲイコミュニティからは「女流作品には『男同士は異常だ』という台詞が含まれているが、我々に対して失礼である」という苦情が挙がりました。けれども、管見の範囲では、二十四年組を始め、プロ創作家の作品には、そのような台詞は含まれておりません。って言うと「同人やっていた」という人が「そんなの編集がチェックしてるんだから当たり前じゃん」と言って来る。だからなんでしょうか? もう...

  •  -
  •  -

BLを独占したがる自称「性的マイノリティ」にも困る。

No image

他人の話を途中で勘違いして怒っちゃう人というのは、もともと言いたいことがあるのです。事情は人それぞれですが、何かしら恨みの心があって、それに気をとられているから、他人の話を勘違いしやすいのです。多くの映画にも示されていますね。それでは一つ、当方の出会った例。最近の若い人からは「BLにエロは要らない」という声が挙がっている。それなら『なに食べ』のようなコメディの掲載が増えるといいですね。1970年代の純...

  •  -
  •  -

パロディの面白さを勘違いすると同人くずれになる。~過激化の陰の小さな悲劇

No image

まず、怖いのは同人ではないです。パロディ同人誌というのは麻薬などと違って直ちに逮捕ということにならないので、映画でいうような「サツに唄う」とか、そういうことがあり得ないのです。上司・監督などもいないので、讒言によって出世街道から外すとか、公式戦出場チームから外すとかいうこともあり得ません。怖いっていうほど怖いことをやりようがないのです。それぞれに「売れるかなァ」と心配しながらコツコツ描いて、事故も...

  •  -
  •  -

著作権保護の強化について、ゆっくり考えてみましょう。

No image

まず、国民には売りたいものを売る権利があります。ご町内のバザー、フリマ、ヤフオク出品のために、いちいち個々人が国家機関に対して許可願いを提出するということはしていませんね?国家の機能は、国民生活のすべてを規定し、監視し、採点することではありません。国家は先生ではなく、国民は子どもではありません。「上からの近代化」を経験した日本人の意識は、今なお政府・軍部によって「これからは西洋にならってこういうふ...

  •  -
  •  -

1963年11月、山下耕作『関の彌太ッぺ』東映京都

No image

だが、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃあ、明日になる。企画:小川貴也・翁長孝雄 原作:長谷川伸 脚本:成沢昌茂 撮影:古谷伸 照明:井上孝二 録音:野澤裕男 美術:桂長四郎 音楽:木下忠司 助監督:鈴木則文 時代劇が峠を過ぎたといいつつ、忙しかった錦之助さん。今回は、ほぼ真正面から企画・演出した股旅ものですが、カメラは斜め下。助監督の名前に喜んだり、木下音楽もだいぶ耳慣れてきたなと思ったり、「樹の...

  •  -
  •  -

1969年5月、篠田正浩『心中天網島』東宝

No image

女っちうもんは、一人の男にこうと思い込んだら、ちょっとやそっとであとには引かんもんや。製作:中島正幸・篠田正浩 原作:近松門左衛門 脚色:冨岡多恵子・武満徹・篠田正浩 台詞:冨岡多恵子 音楽:武満徹 撮影監督:成島東一郎 美術:粟津潔 録音:西崎英雄 絵:篠田桃紅 時代考証:林美一 衣装考証:上野芳正さァこれは分からない。分かるんだけど分からない。篠田さんがやりたいことを全部やって「わが人生にいっ...

  •  -
  •  -

1977年4月、市川崑『悪魔の手毬唄』東宝

No image

失のうたものは、いつも大きいんじゃ。製作:市川崑・田中收 原作:横溝正史(角川文庫版) 脚本:久里子亭 撮影:長谷川清 美術:村木忍 録音:田中信行 照明:佐藤幸次郎 音楽:村井邦彦 監督助手:岡田文亮 協力:マツダ映画社 角川春樹企画金田一シリーズ第2弾。昭和27年、山また山の鬼首村。おにこうべ村が正しいそうです。自転車のブレーキは乗用前に点検しましょう。呪文・迷信をばかにしてはいけません。独特の...

  •  -
  •  -

1978年2月、市川崑『女王蜂』東宝

No image

お客の噂をしないのは、客商売の心得ですからね!原作:横溝正史 脚本:市川崑・桂千穂・日高真也 撮影:長谷川清 美術:阿久根巌 録音:矢野口文雄 照明:佐藤幸次郎 音楽:田辺信一 監督助手:西川常三郎 協力監督:松林宗恵金田一耕助シリーズ第4弾。さらに怪奇に、さらに耽美に、さらに華麗に。(予告篇より)昭和7年。山また山の天城路に。さみどり匂う岸の色。京大生が遊びに来たんですね。仲代さんの学帽姿も無理...

  •  -
  •  -

1983年4月、今村昌平『楢山節考』東映・今村プロ

No image

なんぼつらいとて楢山は、雪がどんと降りゃ楽なもの。製作:友田二郎 企画:日下部五朗 原作:深沢七郎「楢山節考」「東北の神武たち」 撮影:栃沢正夫 照明:岩木保夫 音楽:池辺晋一郎 助監督:武重邦夫 美術:稲垣尚夫 脚本:今村昌平お山参りはつろうござんすが、ロケハンも美術さんも緒方さんもご苦労さんでござんした。撮影3年、標高1000メートル、廃村貸し切りのオールロケ。ちょうど木下作品とは真逆の意味の...

  •  -
  •  -

1935年8月、マーク・サンドリッチ『トップ・ハット』

No image

インヴィテイション・トゥ・ロマンス。1935年。馬車と二階建てバスが混在する倫敦。トップハット・ホワイトタイ・アンド・テイルズに装った紳士たちのレヴュウを拝見いたしましょう。ヴェネチアあたりのブライダルスイートに燕尾服が2人で泊まると不思議なことも起こります。つまり、スマホで自分撮り写真を送ったり、顔アイコンでご挨拶なんてことがあり得なかった時代のロマンチックコメディ。筋立ての他愛なさは難癖つけるとこ...

  •  -
  •  -

1944年11月、木下恵介『陸軍』松竹

No image

男の子は天子様からの預かりもんじゃけ、お返しするまではハラハラします。陸軍省後援、情報局国民映画。この当時の映画の常として、スタッフはノンクレジットです。まさかの慶応年間から始まって、山県有朋は顔を出さないけれども陸軍創設以来の歴史をひもときつつ……気丈な母と不器用な父子たちのホームドラマなのでした。木下恵介ここにあり。昭和19年11月というと、もうだいぶ逼迫していた頃だと思われますけれども、ロケとセッ...

  •  -
  •  -

1957年1月、黒澤明『蜘蛛巣城』東宝

No image

見よ、妄執の夢の跡。魂魄いまだ棲むごとし。脚本:小國英雄・橋本忍・菊島隆三・黒澤明 撮影:中井朝一 美術:村木興四郎 録音:矢野口文雄 照明:岸田光一郎 美術監修:江崎孝坪 音楽:佐藤勝大ロケーション、大叙事詩。シェイクスピアと能楽を、シェイクしないでステアして。まずは、スタジオを飛び出した時代劇。馬がドカドカ走ってるのが新鮮。これは自動車かオートバイにカメラマンが乗ったんでしょうね。日本経済が復...

  •  -
  •  -

BLの動機、連帯の偽善、抵抗する男たち。~混同の分離

No image

もし、女流が同性愛または少年愛を描いた時点で「ヤバイ」ので公開できないなら、そもそも二十四年組の活躍があり得ません。とすれば、その影響下に発生したとされる「アニパロ」同人活動もあり得ません。プロの創作家が自虐して、担当編集者に対して「見ないで下さい」といって隠す程度のものなら、それは未来永劫、市販雑誌に掲載されることはないのです。「二十四年組から始まった」という以上、むしろプロが自虐してくれてりゃ...

  •  -
  •  -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。