MISHA'S CASKET

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婦女子には、中年女性も含まれます。

たとえば時代劇で「城内の婦女子を裏山に退避させよ」といった場合、女性全員を意味しますね。奥方も姫さまも腰元も、お残しを許さない台所のおばちゃんも。だから、それをもじって「腐女子」といった場合も、女性の年齢を問わないのが本来です。「腐女子」といえば「女子」だから、若いと思ってもらえるというわけではないのです。「主腐」という言い方もありますけれども、もともと主婦も婦女子に含まれるのです。じゃあ、なぜ「...

1973年12月、森谷司郎『日本沈没』東宝映画・東宝映像

地球はとてつもなく大きい生き物です。原作:小松左京 脚本:橋本忍 撮影:村井博・木村大作 音楽:佐藤勝 美術:村木与四郎 録音:伴利也 照明:佐藤幸次郎 特技監督:中野昭慶東宝の面目。よく見てくだされ、この日本の特撮技術を。CGではありません。CGではないのです。しかも人物に投げかけられた光と影が画面に芸術的な深みを与えております。グッと低く構えたカメラが緊張感を高めます。脚本はジョークのかけらも...

2013年4月、石井裕也『舟を編む』

ちょっと男前になったね。原作:三浦しをん 脚本:渡辺謙作 撮影:藤澤順一 照明:長田達也 美術:原田満生 録音:加藤大和 編集:普嶋信一 音楽:渡邊崇 「大渡海」関連デザイン:井上嗣也心をば、何に例えん。恋をば、なんと説明せんか。きみの祖国は日本と呼ばれ、百万以上の言葉の海に浸っています。剣よりも強いペンを支える舟を編む男たちと女たちは、校正刷りとともに自分との闘いを重ねて行きます。昭和初期ふうの...

「生きてるだけでいいよ」が、アドラーの根本。

アドラーの根本にあるのは、ユダヤ民族の厳しい経験だろうと思うのです。ふつうであることを恥じるなというのは「命があるだけで有難いじゃないか」ということだと思うのです。その、ふつうに生きているという奇跡を自ら卑しめることこそ、生命に対する冒涜であり、自然の厳しさに対する思い上がりであるはずです。人間同士の優劣や損得だけを見るから「自分は損させられている」と思ってしまう。復讐心も生まれる。けれども、石を...

もう、フェミに守ってもらうことはできません。

三浦しをん原作の映画は、ほんとうに俳優つながりで選んだもので、この話題を導くために意図的に取り上げたのではないですと言い訳しつつ…2010年代初頭、一部自治体においてBLの全面規制(か年齢制限か)という話が出たとき印象的だったのは、BLという表現分野を全く知らない人がいたんだなということと、少女の自由を抑圧してはいけませんというフェミニストがいなかったこと。後者の主張が盛んだった頃は「もはや全ての少女...

どうせ私なんかダメですよねという自己主張。

副題:劣等コンプレックスに注意しましょう。他人をほめると「私が悪いっていうの!?」という被害妄想に駆られて、わざわざ怒鳴り込んで来る人がいます。時々ね。いっぽう「どうせ私なんかダメですよね…」と、わざわざ言う人もいます。一見すると真逆な行動ですが、じつは同類です。前者は「わざと怒って見せる」という計算があるのです。本人も気づいてないことがあります。後者は、ほんとうにダメだと思うなら恥じて黙ってりゃい...

栗本薫の功績は。

性的描写を含むBLが、文学として成り立つことを示した点にあります。ノーベル賞や芥川賞クラスの純文学ではなく、ミステリーまたは時代ものの娯楽小説というレベルであっても、先達の作品をよく読み込み、よく下調べしたうえで、読者に謎解きの歯ごたえ、またはタイムスリップしたような実在感、物語が展開して行く構成の妙味を与えることができた点にあります。だから、彼女および彼女の作品が「山も落ちも意味もない」と呼ばれ...

BLに感情移入できない人が、NLを読む。

たんなる論理的帰結です。NLしか読めないくせにといって下げてるんじゃないです。だって、女性キャラクターに感情移入できないからって、BLを選ぶとは限りませんよね?「男同士なんて女性キャラクター以上に違和感あるわ。なんで女性がそんな話を読まなきゃならないのか意味が分からない」と思えば、どっちも読まないだけですよね。しょせん創作物なので、わざわざおカネを払って読まなくても、料理したり、スポーツしたり等、...

商業誌『JUNE』と同人は、切磋琢磨した好敵手だったのです。

1978年に創刊されたBL業界初の専門的商業誌『JUNE』は、漫画家・竹宮恵子の描いたカラーイラストを表紙に掲げながら、中味はほぼ小説という、不思議な体裁を持っていました。1978年ですから、他の少女向け雑誌は漫画専門にシフト完了して、すでに久しかったのです。だから本人がよほど意識して純文学やミステリーやSFを読んで、男性に伍して投稿するというのでないかぎり、少女が文芸を書くことを思い立ち、投稿する先というの...

もしも「BLはジェンダー論っていうよりビジネスなのよ」という人がいたら。

いっぺんシンプルに説明してみる企画。まず、当方は「日本の女性は自分でBLを発行する出版社を立ち上げていません」と申しました。すると「BLはジェンダー論っていうよりビジネスなのよ」とメンションして来た中年女性がいました。当方は、ぐったり疲れました。なんかもう、どうしようかと思いましてね。答えてよければ「そうですよ?」っていうだけなのです。「BLはジェンダー論ではなくビジネスだから、ビジネスパートナー...

二次創作妄想は、言って来なくていいです。

副題:すぐばれる嘘はやめましょう。基本的に同人というのは頭がよくて優しい人々です。意外ですが、発言の際には気を使っています。それによって自分を守ることも知っているのです。けれども、時々ほんとうに自分の権利を勘違いしてるのもいます。1970年代の話をしていたのです。ええ。そしたら「1980年代はどうなの?」といって、話題を変えようとして来た人がいたのです。特定の商業誌の題号と、特定の連載作品の登場キャラクタ...

異性に噛みつくことは愛情表現ではありません。

単なる傷害罪です。社会がそれを笑って許すことはありません。アダルトチルドレンだから他人に怪我をさせてもいいということは、ありません。他人に怪我をさせることを「愛情表現だから♪」といえば許されるなら、ストーカーも無理心中も「愛情表現だから♪」といえば許されることになってしまいます。もし本当に児童期の虐待の後遺症に悩んでいるなら病院に行きましょう。正しく処方された薬剤を正しく服用しましょう。病気・障碍が...

母親がトラウマになっている無敵の人の再発を防止しましょう。

犯罪者が「自分のようなのは一人じゃない。また現れる」というなら「私の友達はみんな期待していたよ?」というのと同じです。仲間がほしいのです。だから釣られてはいけません。一時期、フェミニストの一部が「旧弊な母親に感情移入できない少女は『やおい』に逃避せざるを得ない。母親自身も含めて男性中心的社会機構の被害者であるから配慮されたい」と説明しましたが。その隠語は、もともと今でいう二次創作BLのことです。し...

1955年1月、成瀬巳喜男『浮雲』東宝

敗戦だもの。変わらないのがどうかしてるさ。原作:林芙美子 脚色:水木洋子 撮影:玉井正夫 美術:中古智 録音:下永尚 照明:石井長四郎 音楽:斉藤一郎 監督助手:岡本喜八焼け跡。露店。赤いリンゴに唇寄せて、カストリは酔いやすい安酒。花も嵐も踏みこえて、結婚制度に縛られない自由恋愛のススメ。…………かなぁ…………。映画として投入された技術の意識高さと物語のギャップが、もはやカルト・ムービーの域じゃないかと思...

同人に目を向けろという前に、自分自身に目を向けましょう。

副題:もうダメだと判断した瞬間。1970年代のプロ漫画を若い人に紹介していたのです。少なくとも当方はそのつもりでした。すると「1980年代はどうなの? 同人にも目を向けないと本当のことは分からないと思うよ」という人が来ちゃったのです。そして自分の同人誌はプロより性的な意味で過激だったからよく売れたという自慢話が止まらなくなっちゃったのです。百歩譲って、それ自体はいいのです。本人はこちらの話を「古いプロは芸...

二次創作同人根性のまま転職しても、うまく行かない。

他人に向かって「自分自身を客観視して、落ち着いた心で暮らしましょう」と教える者。他人に向かって「スマホに向かって長時間うなだれていると脳が不活性化して、うつ病みたいになりますよ」と教える者。もし(もしですよ)、それがSNS依存におちいって、毎晩リツイートに目を凝らし、相手構わず挨拶もなく怒鳴りつけたり厭味を言ったりするというパワークレーマーになっていたら?自己啓発の本業がうまく行っていないと考える...

もと同人は、自称・自己啓発マスター。

副題:どうすれば、日本人が分かる日本語になるのか?大学を卒業する頃までは二次創作同人活動に夢中だったが、バブル崩壊と読者の世代交代に対応できずに売れなくなると、精神医学方面の勉強をして資格を取ったというレアケースがあって、それ自体はいいのです。当方は同人だったから・BLファンだからといって差別する気はもちろんございません。ただし、気になることがあるのです。セラピー(治療)の資格といっても日本国が認...

攻撃的ツイートがやめられない人は。

副題:自称マイノリティは劣等コンプレックス。攻撃的ツイートをやめたいけどやめられないという人は、自分が「目立ちたいから、わざと怒っている」ということに気づきましょう。リアルで話し相手がいないから、毎晩タイムラインに張りついて、リツイートに目を凝らし「いま、カマトトって言ったわね!? それぜったい私のことでしょ! 許せない!」といって、一人で盛り上がっているのです。また「あんたBLが好きならプロの話ば...

母親を侮辱する人は、業界の先輩も侮辱する。

これは「そういう人にならないように気をつけましょう」という若い皆さんへの注意と申しますか、提言です。誰だそーゆーことするやつはといって個人攻撃する必要はないです。で…。公共の場で自分の母親を「あんな女」と言えちゃう人は、自分の好きで入った業界の先輩についても「どうせみんな『やおい』じゃん」と言っちゃうのです。自分に影響を与えたものの価値をおとしめ、相対的に自分がえらいように見せかけようとする。ひじ...

少女漫画家になりたければ、なればいいです。

副題:なぜ、少女漫画を利用しないのですか?何年もかけて同じ話をしているので、めんどくさい奴だとお思いでしょうが、自分の言うことがブレてないとだけは信じております。現代BLの流祖とされる二十四年組の初期作品は、他の漫画家が描いた少女漫画(少女を主人公にした漫画)とともに少女向け商業誌に連載され、それ自体にも少女キャラクターが登場しました。だから読者が現在のようにBLしか読まない人とNLしか読まない人...

勉強できなくなった人は、他人の勉強を邪魔しようとします。

そういう人は、それぞれに、その人にとってはスルーできない問題をかかえていることが多いものです。たとえば家庭がうまく行っていないとか、交際相手からひどいことを言われたとか。だからといって、可哀想だと思って、一緒になって遊んだり暴れたりしなくていいです。あなたが卒論を出せなかったり、就職できなかったり、原稿を落としたり、舞台に穴を開けたりした時に、その不良がおカネを出して、あなたを救ってくれるわけでは...

山も落ちも意味もないとは?

二次創作BL同人が「山も落ちも意味もない」といって自虐したのは、ほんとうに手抜きしていいという意味ではないのです。「何もないが、パロディとしての面白みはある。しかし権利者に見つかったら取り上げられてしまうから、これって許可を取ってあるんですか~~? とか野暮なことを抜かす素人は入ってくるな。まちがってもテレビ局や警察にうたうんじゃねぇぞ」的な裏業界ジョークだったのです。「な~~んちゃって♪」と言い...

山も落ちも意味もない同人活動で苦労するのは出版社ではなく、本人です。

海賊版が取り締まり対象になるのは正規版が売れなくなるからです。映画会社が倒産すれば、多くの失業者が出て、生活保護が国庫を圧迫するでしょう。また新作映画が作られなくなって、一般観客も結局は損をします。テーマパーク開設などにともなって、何億円も取れるはずのキャラクター使用料が取れないというのも見過ごしにできません。とくに外国企業から取れるはずのものが取れなかったとなれば、そこから何パーセントかを納税さ...

二次創作同人誌を「売る」という消費行動。

副題:真の目的は「みんな一緒」という安心感に浸ること。「なぜ少女がコミケに夢中になるのか」と盛んに議論された時代もあったねと、今日の風に吹かれる前に、後学のために思い出しておきましょう。評論家たちが見逃していたことがあるのです。「一部の漫画に基づいたアニメに基づいて、二次創作同人誌を制作し、コミケで売る」という一連の行動が、ひとつながりで流行したということです。「売る」という行為が含まれているので...

二次創作だけでは、自分の人生がせまくなります。

アニメファンの場合は、サントラ盤をきっかけにジャズ全般を聴くようになったり、声優の追っかけをきっかけに舞台劇全般を観るようになったりといった活動の広がりがあり得ます。それによって、自分の心の財産が増える。「アニメを好きになってよかった」という自尊感情も深まります。コスプレをきっかけに洋裁の学校へ進んで、服飾分野の企業に就職したという例も多いことと思います。また、二次創作にもいろいろあって、宇宙戦艦...

地元の一般イベントに行ってみましょう。

環境フェアとか、福祉展とか、母校の文化祭とかですね。自分で絵手紙を描くコーナーなどが設けられていることがあります。なまじ同人誌即売会に関わってしまった人の落ちやすい陥穽は「売れなきゃ意味がない」と思ってしまうもんですから、とくに目的もなく絵を描いたり詩を作ったりするということを自分で制限してしまうのです。それで「最近わけもなくイライラする」なんて言っていることがあるのです。いまならクリスマスカード...

すべての同人会で持ち逃げが発生したわけではありません。

副題:売れなくなった同人が昔の仲間を恨んで嘘をつくから火消しするの段。「昔は本当に漫画同人会として活動していたんですよ」という話をしていたのです。お互いの原稿に消しゴムかけてやったり、ベタを塗ってやったり。すると「個人でやるものに決まってるの!」という人が来ちゃったのです。あんたそんなことも知らないくせに同人を語る資格があると思ってんの的な、えらく怒ってるのです。いやだから、まさにそういう勘違いし...

自分だけ助かりたい人は、証言に出てこなくていいです。

そもそも「二十四年組が二次創作を教唆したのではない」という話をしていたのです。すると「でも私たちには編集者が編集会議の内容を連絡してくれたんだよ」と言って来た中年女性がいたのです。なんのこっちゃ。こちらは「1970年代後半にアニメ利用の流行が始まったのはプロ漫画家の教唆によるものではない」という話です。当時のアニメはテレビオリジナルです。原作漫画は存在しません。商業誌の編集部は無関係です。あえて映画的...

だから、その都会自慢する心がダサいんですってば。

田舎を「たしゃ」と読んで、いなかを意味する隠語として用いたのが「ダサい」という言葉の始まりだそうです。「あいつ、いなかっぽい」とハッキリ言うと本人に分かってしまうので「あいつ、たしゃっぽくね?」「うん。たしゃい、たしゃい」って言い方した……のでしょうね、たぶん。少なくとも、石田純一がそういうふうにテレビで言ってました。漢字の読み違えというシンプルな技法からして、もともとは男子学生どうしのジョークだっ...

ゲイ漫画とBLも、よきライバルです。

まず、1980年代も十年間あったわけでございまして、1981年に流行していた「ジャンル」と1989年に流行していたものでは違います。とくに1983年に特定ジャンルの大流行があって、それを境に出展者の顔ぶれも好まれる作風も(少し)変わったと言えるでしょう。いまとなっては、これ以後に参加した人のほうが多いわけで、それ以前を証言できる人は(出て来たがらないということもあって)少ないです。1985年頃から、ゲイの世界では田亀...
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