マツコさんとリカちゃん。


在野コレクターを紹介する例の番組。遅れていなければ11月10日放送分。

リカちゃんの彼氏人形を紹介されて、女装家が「もっと男の子と女の子の人形に区別をつけたほうがいいんじゃない?」と言えば、知的なクレクター男子が「そこはファンタジー」と答えるという。不思議なやりとりになってましたね。

イサムくんの顔は、個人的にキサラで認識してました。女の子なのにあの顔というところが魅力的でした。

相対的によりフェミニンになったレンくんも可愛いです……が、男の子人形は髪型のバリエーションが少ないので、こういうのはやっぱり女の子がいいです。

リカちゃんの顔は、眼を除光液で消してアクリル絵具で描きなおすというのをやってみたことがあるのですが、デフォルトの偉大さを思い知りました。

悲しそうなような、はにかんだような、誘っているような、あの表情は絶妙です。

日本人は昔から、そういう人形の顔を作るのが上手なことです。

面打師も文楽人形の制作者も雛人形の顔を描くのも伝統的には男性で、あの微妙な女性の表情には彼らのファンタジーが籠められているに相違なく、ドレスのデザイナーにも男性が多いことを思うと、ほんらい人形遊びは男性のものなのかもしれません。もちろんジュモーも四谷シモンも男性です。

目玉が横を向いているのは、もともとバービーさんから来ているはずで、イメージモデルはオードリー・ヘップバーンなのかなと思いますが、1950年代には日本で生産していたバービーさんが正面向きに変更された後も、極東に生き続けているのは不思議な感慨です。

なお、マツコさんが番組を盛り上げるつもりで「ほぼ変態ですね!」と言ったことに、コレクター男子が一歩も引かず、調子を合わせて自虐もせず、「どういうところが変態だと思われますか?」と静かに問い直していたのが印象的でした。

若い世代には「お約束」は通用しないようです。



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