やどり木の下でkissをしよう。1991年映画『ロビン・フッド』視聴記。

コスナーとスネイプ先生のほうですー(*´∀`*)

伝説の英雄をごく当たり前に明るくカッコよく正面から撮った娯楽大作。冒頭の残酷シーンは流行った感じかな? と思ったら、周囲はこんな感じでした。

『ヘルレイザー』1987年
『羊たちの沈黙』1991年
『イベント・ホライゾン』1997年

なんで今頃こんな古い(90年代は既に古い^^;)作品を、と借りた動機も忘れていたのですが、あれだ。誰かさんのカメオ出演のせいでした(*´∀`*) エンドロール確認しましたが、ノンクレジットでした。ばんざーい。

以下はネタバレにつき、よろしければ追記からどうぞ。


序盤にえんえんとメロディーラインの耳に残らない楽劇調の大げさなBGMがずーーっと鳴っていて、古臭い感じだなァ……と不安たっぷり。5年も監禁されていた人にしてはコスナーさん頬っぺふっくらしてるし。ハリソン・フォードといい、ああいう気合入らない台詞まわしはアメリカ俳優のスタイルなのかどうなのか。

ムーア人との妙な弥次喜多に先行き不透明感やまもり。「……まさか萌えろってことか?」と半ばヤケ気味な鑑賞態度。でもひたすらフリーマンのたたずまいの風情の良さと、白亜の崖・空の色・古城ほかイギリスロケの美しさに免じて我慢して観ることしばし。

いやぁ。結局! 泣きツボがッ!! いくつかッ!! 肉弾戦もあり! スペクタクルもあり! 面白かったですーー。
昔の大河ドラマを4回分くらいまとめて観たような、福々しい満足感。ゆったりと大らかな語り口が結局は良かったです。

あの大らか~~な口調はコスナー主演作の持ち味でしょうか。『ウォーターワールド』思い出しました。監督の味かな。
あの海上の砦の描写も素敵でしたが、こちらの森の根拠地の暮らしぶりの作りこみも素敵でした。『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』などまで思い出したり。
話の締り具合は宮崎作品がはるかに上で、テンポは同じ明るい娯楽作品としてディズニーだったらもっとうまく運んだだろうなという程度だったけど……がまんがまん。

とにかくもうあのアズィームがいなかったらどうなっていたことか。グラナダならともかくエルサレムからムーア人? 気にしちゃいけない。中だるみ気味な展開が、彼の意外な働きから一変します。

ムーアとクリスチャンの宥和に涙し、さらに城壁の名乗りにはドッと泣かせて頂きました。あのあたりからはワクワクしっぱなし(*´∀`*) 黒色火薬の威力すごい! 大丈夫すでに発明はされていたから! 時代劇かくありたし。

十字軍の話から始めておいて、遠眼鏡ほか「東洋の知恵」の描写が霧にけむるイギリスの地で披露されるのが利いていましたね。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年)からこれを経て、ウォーターワールドやポストマンへ「コスナー連作」っぽく終末SF話がつながっていくので、娯楽作品の中で白人世界への疑義を呈する、みたいな時代だったでしょうか。いやコスナー自身の世界観ですね。あのシャーウッドの森の中の自給自足の小世界は良かったです。

クリスチャン・スレーターはリトル・ジョンの息子とかぶる感じで「中途半端な役だな」と思っていたら、あら意外。
マリアン姫、キリッとした顔の輪郭が気高く、きれいでした。イギリスらしい美女と思ったらイタリア系アメリカ人でした。
若きスネイプ先生はピチピチして、ハイテンションな演技が決まっていました。「最後にひとつくらい」の台詞がいいですね。
全体にセリフが短い単語のやりとりで、キビキビしていたのが良かったです。ロビンの父上、老ダンカン、ジョンの夫人、魔女など、脇役が無駄なく丁寧に描かれていましたね。

うん! 面白かった!
最後にもう一回、獅子心王ばんざーい。
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