1972年3月、マキノ雅弘『関東緋桜一家』東映京都

姐さん。日本一!

脚本:笠原和夫 撮影:わし尾元也 照明:増田悦章 録音:渡部芳丈 美術:富田治郎 音楽:木下忠司 編集:宮本信太郎 助監督:清水彰 擬斗:上野隆三 舞踊振付:藤間勘三郎 

藤純子引退記念映画。江戸情緒残る明治末期を背景に、男たちの血で染めて、女の花道。

オープニングクレジットに目を見張る、空前絶後の豪華キャスト、ベストスタッフ。本篇明けると安心のマキノ構図。撮るのも早いが編集も早かったろうなと思わせるワンカット続きで、役者たちの持ち味を堪能できます。

出演人数なりにエピソード盛りだくさんで、見せ場が多く、展開が早くて、笠原の筆さばきに目がくらみますが、むしろアドリブじゃないのかと言いたいほど役者の個性と役柄が一致しております。悪役に至るまで、心にくい配置です。

ヴィジュアル的には中盤から「マキノさんには珍しい」と言いたい画が続きます。迫力満点です。忠司音楽が響く響く。剣戟の音も冴えてます。

ラストシーンは感涙を禁じ得ず、初公開時の映画館に「ありがとう純子」の声がこだましたことを疑いません。


(納得の裏話はウィキペさんで読めます。監督もオールスターだったと思うことに致しましょう)


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