ゲイと連帯できるつもりの勘違い、超級。

副題:BLには男女逆転劇が仕込まれているので気をつけましょう。

ゲイボーイと交際したがる女性は、彼が自分よりも女性的で気配りがうまいことを喜んで、逆に自分は傍若無人な俺様キャラになったと思ってしまうことがあります。BLの読みすぎです。

BLは、もともと恋愛ものなので、俺とお前の水入らずを描いています。

したがって、読者である女性は「彼が女役だから私は男役」という男女逆転の感情移入が可能なのです。

もともと、女性が男性の書いたものを読んだり、映画を観たりした時に、そういうふうに見ることが可能だということに気づいて、それで面白がって再生産するようになったのです。

もちろん、男の小説家や映画監督は、自分自身が「美童趣味なら俺にも分かる」と思って、自分自身が美少年にモテる(少なくとも嫌われない)気分に浸りたくて制作したわけです。

監督によっては、そういう気分に浸っている男を諷刺するという、ややこしい境地なわけですが、まぁ基本的には「俺にも分かる」と思って、男性社会の話題として描いているわけです。

けれども、それを女性が読んだ時に「あたし=俺様/美少年=女役」という男女逆転の構図を重ねることができることに気づいたのです。

それを、本を読んで終わりにするのではなく、ゲイバーに持ち込んでしまうと、はずします。ゲイバーは女性をいい気分にさせるサービスを想定していないからです。

そこは、あくまで男性のためのお店であって、女性に「俺とお前の二人だけ」のBLドリームをバーチャル体験させてくれるプレイルームではありません。

受けみたいな可愛い子を探しに来てしまった女を、冷たい目をした男たちが遠巻きに眺めて鼻で笑っているというのが実際の構図です。

男性を女装させてくれるお店というのは数十年前から存在するようですが、これからのご商売として、女性を少女歌劇の男役みたいに男装させてくれて、受けっぽいゲイボーイがサービスしてくれるという特殊なホストクラブは考えられます。

けれども、女性はその、本気にしやすいというか、リアルなトラブルを起こす可能性があるので、経営者も女性客自身も気をつけましょう。


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