勉強できなくなった人は、他人の勉強を邪魔しようとします。

そういう人は、それぞれに、その人にとってはスルーできない問題をかかえていることが多いものです。たとえば家庭がうまく行っていないとか、交際相手からひどいことを言われたとか。

だからといって、可哀想だと思って、一緒になって遊んだり暴れたりしなくていいです。

あなたが卒論を出せなかったり、就職できなかったり、原稿を落としたり、舞台に穴を開けたりした時に、その不良がおカネを出して、あなたを救ってくれるわけではありません。

なお、原稿を落とすとは「入稿の締め切りに間に合わなかった」という意味、舞台に穴を開けるとは出演する約束のステージに出演しなかったという意味です。酒を飲んでいたとか、賭博(ゲーム)に夢中になっていたとか、そういうことによってですね。

たま~~に不良が更生して弁護士になったとか、親が始めた工場の経営を立て直して立派な事業主になったとかいうこともありますが、そこで雇ってもらおうと思って期待して待っているくらいだったら、いま、あなたが頑張りましょう。

【母子共依存の再現】

本人の年齢・性別を問わず、不良が他人の勉強を邪魔しようとするのは、もちろん仲間がほしいからです。

「みんなで悪さして、みんなで叱られようぜ」という稚拙な全体主義。自分で責任を取りたくないからです。

それは、もとをただすと、母子共依存を再現したい気持ちです。

まだ母親が子どもに対して受験だの就職だの結婚だのと期待せず、乳をやることが最優先だった時代。子どものほうも母親に抱かれて眠る以上に楽しいことがあるとは思っていなかった時代。

そこまで戻りたいという原始的な回帰願望。だから、他人の心も引きつけやすいのです。

多くの人が受験勉強に疲れている。就職活動に疲れている。資格試験に疲れている。だから「一緒に叱られればいいじゃん」という声に惹かれるのです。

でも、くり返しますが、叱られた後のことを、その人が面倒みてくれるわけではありません。

【SNS炎上】

自立のための努力に挫折して、一緒に暴れて、一緒に叱られたい願望。

SNS炎上にも、そういう要素があるので、「あまり炎上させると本当に規制されますよ」と言えば言うほど、面白がって炎上させようとするのが出てくる可能性もあります。

だからこそ、引っかかってはいけません。

【コミケの場合】

二次創作というのは、成り行きで流行しちゃったものですが、わずかな例外を除いて、他人の持ち物を無断利用していることは確かです。

だから、それを「簡単だ」とか「うまく行く」とか皮算用してしまう人というのは、社会性が低い・自分で自分を甘やかしているというところは、あります。

正確にいうと「このくらいいいじゃん」と思うことによって、他のことのストレス解消にしているという要素があります。

それで終わりにできないと、ほんとうにコミケ会場の外でやっちまう人になっちまうわけで、だからこそ、コミケに参加する人々は、ほんとうに自分勝手な連中だと思われないように、会場をきれいに清掃してからお返しするのです。

意外ですが、サブカルに最も必要ないのは、自分で自分を可哀想がる心なのです。イベントに間に合うように自費出版する奴ら、コスプレ衣装を仕上げる奴らというのは、黙々と自分にできることをしているのです。

だから、他人が描いた漫画や動画をおもしろいと思った後は「自分も勉強がんばろう」と思ってください。

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