スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

二次創作同人誌を「売る」という消費行動。

副題:真の目的は「みんな一緒」という安心感に浸ること。

「なぜ少女がコミケに夢中になるのか」と盛んに議論された時代もあったねと、今日の風に吹かれる前に、後学のために思い出しておきましょう。評論家たちが見逃していたことがあるのです。

「一部の漫画に基づいたアニメに基づいて、二次創作同人誌を制作し、コミケで売る」という一連の行動が、ひとつながりで流行したということです。

「売る」という行為が含まれているので、消費行動とは思われにくいのですが、一連の行動全体が流行として消費されたのです。

あえて例えると「何々ブランドのバッグを持って、原宿のナントカいう店に入って、ほにゃららというメニューを頼むのがオシャレ」というのと似ています。

なぜそのブランドなのか、なぜそのメニューなのか、他ではいけないのか、あまり検討されることがない。そう決まっている通りに「ひと通り」こなす、ということが重要で、「そーゆーもの」として模倣が繰り返されるのです。

【地元ぼっち】

コミケ参加者は、しょせん一億二千万人のうちの二十万人(一日当たり)です。昔はもっと少なかったのです。

こころみに、全国47都道府県に20ずつの市があって、各市に10の高校と30の中学があるとしましょう。37600校です。コミケ参加者を今より少ない10万人として、その半数が未成年者とします。5万人。これを37600校に配置すると、各校にコミケ参加者は何人いることになりますか?

全国平均にしてしまうと、参加者5万人といえども、地元では「ぼっち」だということが分かりますね。第二次ベビーブーマーの成長期だった1980年代には、全国に同級生が200万人もいたのに、ぼっちなのです。

実際には「九州から遠出して来た中高生は皆無で、北関東~東海地区の出身者が多い」という傾向はあったでしょう。

けれども、同県というのではなく、ピンポイントで同じ学校の在学生どうしというのは、ほんとうに誘い合って来た3人ぐらいの他には、いなかったのです。

その「ぼっち」どうしが、コミケの中ではみんな同じ「ジャンル」で盛り上がるというのが楽しかったのです。そういう流行だったのです。

だから、そこから外れてしまった時、すごく寂しいのです。


関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。