ストレートにとって、LGBTの店とは?

「異文化に触れる機会」と考えるのが、実質としても例えとしても適切だろうと思います。

ちょうど歴史的に対立する民族や宗教や食文化がちがう人と会話するようなもので、楽しい雰囲気を共有しているようでも、絶対に言ってはいけないことというのがあるわけです。

「でも私は女の子だから大目に見てくれるでしょ?」という態度は、もっと愛されません。

とくに、ゲイは「女っぽい男のようだが本物の女ではない」というところで、すごく不利を受けているからです。

本物の女なら「レディーファースト」といって優先してもらえる・被害を受けた時にはフェミニストの先生たちが味方してくれる。ストレート男性の中にも本当に女性に同情的というか、共感的な優しい人もいる。

でもゲイは「男なんだから自分でなんとかしろ」と言われて、同性ストレートの助力はほぼ見込めない。女性からも笑いものにされる。ひじょうにつらい思いをして来たのです。

そこへ女性が乗り込んで行って「どおして私だけナントカなの~~?」と悲劇のヒロインぶっても、共感は得られないです。

レズビアンなら分かってくれるかというと、彼女たちも「わざわざ新宿二丁目まで来てカワイコぶって男にモテるつもりのストレート女性」というのを嫌うものです。

なにごとも個人差はあるんですが、ストレートのほうで「分かってもらえる、優しくしてもらえるに決まってる」という計算してしまうものではないです。

これは現地の人に親切にしてもらえると思い込んで海外まで「自分探し」に行ってしまうというのと似ているので、とくにそういうのが流行った時代に青春時代を過ごした人は、いま頃になってやっちまわないように、自分で気をつけましょう。



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