MISHA'S CASKET
misha109

好きな言葉は残侠と耽美。

【即売会へ通っていれば、やおいをゲイだとは思わなかったでしょう。】

2014年12月02日
2014年以前

同人誌即売会へ通った、今でいう二次創作BLファンの一部は、ピンクハウスというブランドのドレスを着用したと伝えられます。バブリーな時代でした。

トランスFtoMゲイとは、男性です。たぶん多くの男性は、ピンクハウスのドレスを着ません。

彼らにとって、男の服装とは「男装の麗人」ではなく、ふだん着です。ユニクロのネルシャツにバスケットシューズのようなものを履いて、ふつーに男の子として暮らしているでしょうし、そうしたいでしょう。

昔から、白樺派・青鞜派など、雑誌の名前を取って同人(投稿者)を呼ぶものです。

同人誌即売会に集まった女性の一部は『やおい』という雑誌の投稿者だったと考えると、イメージしやすいです。即売会は、今でいうオフ会です。

その会合へ足繁く通っていれば、「こいつらの正体はゲイじゃん」とは思わなかったでしょう。ピンクハウスを着た投稿者同士の会話の内容も、ふつーに女の子らしかったはずです。

「スイーツ(笑)」と同じという声もありましたが、当たり前です。

百歩譲って「購読者はドレスを着たが、執筆者は硬派なトランスゲイ揃いだった」というなら、そのように訴える書籍の発刊を機会に、人権運動が開始されるはずです。

新宿二丁目を始めとする全国のLGBTと呼応すべきです。海外と連絡を取るべきです。虹色旗を掲げるべきです。「二丁目で騒ぐな」などというクレームを食らっている場合ではございません。

……実際には、たった一人で、自分自身の関心のおもむくままに小説を書いてきただけで、「やおい投稿者」と交流したこともなければ、日本のLGBTと交流したこともなかった人が、突然「やおいって何ですか?」と訊かれて「そ、そうね。何かしら」と考えたから、不思議な回答が導き出されたのです。

それまで「女のくせにこんな小説を書いて、どういうことだ。説明しろ」とも言われずに出版できていた人が、急に解説本を書く時代になった。追い詰められた・自分の業績を否定されたと感じた人が書いたから「かなしい」雰囲気になるのです。

それを「かなしい」と感じる男性は、じつに「男同士って泣ける~~」という女性と同じです。


【所詮この世は男と女ではありません。】

やおいトランス説の発表されたのと入れ違いに流行し始めたのが「腐女子」という言葉で、誤変換言葉ですから筆記のデジタル化と時期的に一致しただけでもあるのですが、意味合いを考えると「くさっても女子」でもあります。

ゲイじゃありませんって意味です。だからこそ、ゲイ界からのクレームに徹底抗戦します。ゲイ界の後輩として、俺たちの忠告を聞けという声に納得しません。

が、ひとつ弱点ができます。トランスゲイではないということは、シス女性であり、男性に興味がある以上、ストレートです。シスとは、トランスが「越境」を意味するのに対して「越えていない・こっち側」という意味で、マジョリティです。

多数派は、少数派からのクレームを尊重する義務があります。

「ない」と言うなら、社会的少数派である女性からの「女性を尊重しろ」という訴えを、男性は尊重する必要がないことになります。

昔のフェミニズムも間違えました。所詮この世は男と女ではなく、ストレート男性とストレート女性とゲイ男性です。陰でわりを食っているのがレズビアン女性です。

勘違いされて憤懣やるかたないのが、トランスです。




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misha109
この記事を書いた人: misha109
冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験・就活を最優先してください。

映画などの鑑賞記冒頭の色つき文字は、作品中の台詞・歌詞からの引用です。取り上げる作品は暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

同人論の基調は「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」、BL論の基調は「実在LGBTに甘えるな」です。

いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

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